テーマ:家庭菜園(58958)
カテゴリ:野菜作り
バケツ稲から2合のお米がとれたので、一家5人が食べる一年分のお米を作るのには
0.5反(480m2)の田んぼが必要だと計算したんだけど、 元々、「反」という面積の単位は人が一年に食べるお米の量を作ることができる 田んぼの面積 なのだそうだ。 ということは、5人の一年分のお米を作るのには5反の面積が必要なはず なのに、ボクの計算では0.5反!あれ?10分の1じゃない。 で、この計算の違いを検証した。 1反(=992m2)というのは、1石(こく)のお米を作ることができる面積。 1石は人が一年間に消費するお米の量。 例えば、加賀百万石と言えば、百万人を養えるだけのお米の生産量があるということ。 江戸時代末の加賀藩の人口は108万人程度だったそうだ。 (↓こちらのサイトより) http://www.geocities.co.jp/Berkeley-Labo/6989/historyedoshomin.htm 現在の石川県の人口は117万人。あんまり、変わってないんだね。 まっ、ともかく加賀百万石は百万人程度を養うだけの石高だったというわけ。 で、1石は1000合(=150kg)である。 昔は一人一年間に150kgもお米を食べていたのである。 現在の日本人の一人あたりのお米の消費量は年間60kgなので 現在は昔の2.5分の1の量のお米しか消費していない。 1石(150kg)のお米が採れる田んぼの面積を1反(992m2)とした いうことは、1m2当たりの収穫量は150÷992=0.15kg=150g/m2 一方、うちのバケツ稲は0.48m2の発泡スチールの箱で300gのお米が採れたので、 1m2当たりの収穫量は 300÷0.48=625g/m2 つまり単位面積当たりの収穫量は 625÷150=4.2倍。 コシヒカリが品種改良されて、収穫量は昔の4倍! ということは、必要な田んぼの面積は4分の1。 お米を食べる量が昔の2.5分の1になって、収穫量が昔の4倍になったので 5人が1年間に食べるお米を作るのに必要な田んぼの面積は (1/2.5)×(1/4)=1/10 昔の10分の1で済むようになったというわけ。 日本の農業技術の進歩も、実はなかなかのものだったのですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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