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私ではなくて、友・・・・・・・
去年、癌が発見されて手術を受けた。
数箇月後、彼は退院して自宅療養の後、少しづつ仕事にも復帰していた。
前向きな彼は、弱音は吐かなかった。
同時に、趣味のサークル活動も少しづつ、少しづつ復活していた。
夏には、OB会を開催。
サークルを引退して何年も経つのに、彼の一声で100人以上の人が都内に集まった。
彼の人望だった。
当日、彼は主催者として動き回っていた。
痩せた体は相変わらずだったけれど、100人以上の会場の手配、食事の手配、何から何まで全て一人で事前に準備を終えていた。
しかも当日は、司会進行をしながら終始笑顔でみんなとも会話をしていた。
その笑顔は、知的な惚けた言葉で溢れていて、昔からいつも笑わせてくれる彼そのものだった。
良かった。
少しずつ治ってきているんだ。
誰もがそう思っていた。
しかし、一昨日・・・・・・
実は、、、、、癌の移転が見つかってね、今度は以前よりも本格的に入院して
しっかり治療に専念しなくてはならなくなったよ。とメールが届いた。
まさか・・・・・・・・
あんなに笑顔で私達に接してくれていたのに?
<いつも平常心でいよう>と心がけているよ。
とは言っても・・・・・・
だから今は、メールしている時が一番気が紛れるんだ。
私とメールのやりとりをして、次に会う日の約束をしてメールを終えた。
絶対に会えるよね。
約束したんだから、絶対に守ろうね。
私は信じてる。
32年前、全国各地からそれぞれが一人旅で小さな小さな南の島にたどり着いた。
そして今でも殆どの人が、こうして繋がっている。
素敵な青春時代を共に過ごしたあの時が有るから、今の私がここにいる。
本当にあの時の仲間は素晴らしい。
絶対にみんなでまた、あの島に集まろう、って18年前に約束したじゃない!
元気になって、その夢を果たそうね。
みんなで待っているよ。
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最終更新日
2012年11月09日 23時54分28秒
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