カテゴリ:モモのおじさんの独り言
日常の動きが必ずしも良いのではないと自覚することから始まります。
でも、何十年もなんの疑問を持たずに過ごして来たのですから、そう云われても困りますよね。 自分で動いているつもりなのに「違う、そうじゃない」とか、「全然動いていない」とか云われたことは誰しも経験済です。これは、頭で理解したつもりが身体がそう動いていないのです。 もちろん理解度の問題もありますが、武術的に動かなければいけないのに、日常的な筋肉を使って動いてしまうからです。 日常では意識しないものも武術的には意識がひつようです。 例えば、立つ事の難しさ。全身で立つ作業をしていますが、それを感じることも意識することもありません。でもそれが大事なことなのです。 ロボットに立ったり、歩いたり、走ったりさせることがどんなに難しいかは、ご存知だと思います。それを我々は何の意識も無く行っています。非常に繊細な反応を身体の全身で行っているからです。 明治初期にフランスやドイツの軍隊がもたらした「気を付け」も健康的にもよい姿勢とはいえません。武術的には何の価値もありません。そんな姿勢や動作が沢山日常的な動きで使われています。そんなことを意識することが大切なのです。 筋肉による動き(力)も武術的には排除しなければなりません。筋肉マンになる必要は無いのです。筋肉では動けなくなります。 大きな相手、力の強い相手にどう立ち向かうかが武術の起こりでしょうから。 老いて益々強さを増す武術。魅力的ですね! そんな武術的な動きを目指したいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 16, 2005 06:34:16 PM
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