カテゴリ:気付き
いつの頃か、誰が始めたのかさだかではありませんが、稽古の合間に遊びで腕の押し合いをやっていました。
二人正座して互いに向き合い、右手を交差して押し合うと言うものです。 私は傍目で見ていたのですが、其々あらん限りの力で押し合っていました。 私も参加してやってみましたが、皆さんと同じでした。 勝者のパターンは2種類で、うで力の強い者、相手より先に足で畳を押し身体を伸び寄った者が勝ちます。 術としての面白みなど何もなく、興味も無くなり私は見もしなくなり、そのうち誰もやらなくなりました。 でも実はこれが面白いものだったのです。 この1~2年また身体の進化を感じて来ました。 (私の身体の変化は臆面も無く進化と呼ぶことにしています(^_^)) ある日、ふと思い出しそれをやってみました。力がぶつかり合うのは嫌だなという意識だけだったのですが、押し負けることが無くなりました。 どうやっているのか聞かれても説明できません。そのうち相手の力とぶつからなくなりました。 今やると、互いに腕を交差させている所が唯一の接点ですが、私とやった相手は真後ろへひっくり返りますが、全く腕に痛みを感じないと言います。 どうやっているのか自分の身体に聞くしか無いのですが、しいて云えば意識がアバラ骨の下に移っているような気がしていましたが、更に思うと胸や背中を使っているようです。つまるところこれは剣の操作で使っている動きでした。 抜刀の時、振り下ろす時、手を使うなと言われたのはこう云う変化が出るからなのでしょう。刃筋もままならなくとも体内は確実に進化していたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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