カテゴリ:気付き
暮から正月と何度も乾杯して来ました。
今月新年会は少なくともあと7回。またまた乾杯です(^.^) さて、右手に杯を掲げ「乾杯!」。この仕草、例えば重い大ジョッキを単にテーブルから胸まで上げるという作業として考えた場合どうでしょうか。 中ジョッキを持ち上げるのがやっとの人は、筋トレをしなくてはいけないのでしょうか。 持ち上げるために腕だけの筋肉を強化するのではなく、椅子に座りジョッキを引き寄せて脇を締め、そのまま立ち上がるだけでジョッキは楽に上がります。 例の巧拙は別として、一つの身体の部位にのみ負担をかけるのは武術的な動きでは無いと思うのです。 手や腕に単独で何かをさせるのではなく、そう見えるかも知れませんが実は他の部分が大事なのです。 学生時代に授業で空手を選択した時、空手部の先輩に突き手より引き手が大事と言われました。今思えば、おそらく更に腰、後ろの足、前の膝の抜きなどいろんな部位が働いて良い突きになるのでしょう。 つまり簡単に言うと、リンゴを剥く時は右手のナイフより、リンゴを廻している左手の方が大事ということです。 派手な作業をして見える部位ではなく、見えない部分を見て行く、感じて行く稽古をすることが必要なのです。私たちの社会や人生にも云える事かも知れませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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