テーマ:合気道。(539)
カテゴリ:気付き
日本の文化は恥の文化です。「恥を知れ」「その恥辱を死んではらす」激しい武士の言葉がありました。
今でも母親は「恥ずかしいから止めなさい」と子を諭します。これは間違いやすいので注意。あなたのやっていることで私が近所に恥ずかしいから止めなさいと使ってはいけません。 それは「天に恥ずるな」ということです。誰が見ていなくても「天知る、地知る、我が知る」自分で恥ずべき行為をしてはならんということです。 そこにマナーということも出てきます。 今はマナーが悪いと言えば枚挙に暇がありませんね。とても書き尽くせません。 マナー(礼儀)とは、周りに不快な思いをさせないことです。とすると、十分通れるじゃないかここに座って誰にも迷惑かけていないと地べたに座る。電車で食べたり飲んだりこっちの勝手等という理由が通らないのはおわかりでしょう。 昔から西洋にも日本にも食事のマナーがあります。これは格好付けではありません。相手に不快な思いをさせて喧嘩になる。不穏な動きをして斬られる状態もあったのです。初対面で箸で目を刺す、熱湯を浴びせるなどを受けては一大事です。西洋はナイフとフォークを使います。それ自体が武器です。その前に身をさらしてぼーっと食事をするのはあまりにもリスクが大きいのです。そこにマナーが発生したのだと思います。 マナー(礼儀)は死と直結していたとは思いませんか? 不快や不信な動作があってはなりません。技の修行とは別に、マナー(礼儀)面からも正しい姿勢や行儀作法が出てきたのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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