テーマ:合気道。(539)
カテゴリ:合気道ドタバタ日記
昨日、師が亡くなったとの知らせを受け、今生のお別れをして来ました。
熱く、気丈な方でした。 合気道に剣術・杖道を加え研鑚を重ね、技は年を重ねるごとに進化していました。 私が足首に痛みを感じ駅階段で動けなくなった日に再入院し、 ブログに「足るを知る…命」を書いた夜に亡くなりました。 最後に見舞った日、教わったこれが出来るようになり身に付いて来ましたと報告すると、 うんと頷き、ベッドから腕を伸ばして握れと目で言います。 骨と皮だけになった腕を握ると、更に強くと…強く握ると今にも折れそうなんです。 そこでまた教わりました。 最後の最後まで私に技を伝えようとする師匠でした。 治って道場へ戻る日を思いながら師は息を引き取りました。 昨日駆けつけてのお別れは、今まで見たことのない穏やかで優しい顔でした。 旅立ちの姿は稽古着。長年の思いが駆け巡り、息子と二人涙が止まりませんでした。 …お別れでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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