テーマ:合気道。(539)
カテゴリ:モモのおじさんの独り言
「武士道というは死ぬことと見つけたり」で有名ですが、
三島由紀夫はこれを生きることへの方便であることを喝破しました。 武士として、男としての判断基準を死としたのです。 生きることに執着すると、見苦しい生き様になります。 あれこれ苦悩し策を労するなら、死んで良しと割り切りそこからものを見よと言うのです。 今私たちは死と言うものに無頓着になって来たようです。 こんなに命が軽くなった時代ってあったのでしょうか。 全ての判断基準が、最大の価値が命であった時代は何処に…。 生きているのは当り前でしょうか。 明日、今日と同じように目覚めると言うのは誰が決めたのでしょう。 平均寿命とは必ず生きられる年齢ではありません。 明日も生きていると云う保証は誰にもないのです。 全て幻影であり、思い込みです。今しか無いのです。 死をもっと重く自分に置き換えて生きたいものです。 武術も修行はとても長いのですが、今の積み重ねです。 今、生きていて出来ることをやる。 もっと貪欲に見て感じ取っていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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