テーマ:合気道。(539)
カテゴリ:気付き
肩の処理の難しさが剣の振りで明らかになり、苦しみ悶え光が差し、体術(合気道)に生かされたことは何度も書きました。
肩は技や動きの中でも大事ですが、言葉としても我々の生活に密着していました。「肩の力を抜く」「肩を怒らす」「肩肘を張る」「肩の荷が下りる」「肩身が狭い」「肩で風を切る」「肩を並べる」「肩を組む」…等々。沢山ありますね、やはり肩は古来より重要な部分だったのでしょう。 気が上がったり、緊張したり、上半身に力が入ると、肩が上がります。逆に安堵すると肩が下ります。記念写真などで小さな子が緊張してカチカチになっているのは可愛いものですが、この時も肩はしっかり上がっています。意識が緊張や、りきみとなって肩が上がります。それと動作上でも物理的(骨格上と云うのでしょうか、多くは日常の動きの場合)に肩は上がってしまいます。 この二つが問題なのですが、武術的に解決しなければいけないのは後者です。技になりません。 まあ、肩肘張るのも疲れるだけで、生きて行くにも邪魔ですね。 肩は常に私達の意識や動作に影響され、重荷を背負って一緒に生きて来ました。 そろそろ自由にして上げませんか、そうすると技に変化してきます。たぶん、心にも…。 この厄介で素晴らしい味方が肩なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|