カテゴリ:モモのおじさんの独り言
昔、親父に貰った手巻きの懐中時計。
子供の頃から、好きだった親父の懐中時計。秒針と数字の上が光る夜光塗料とストップウォッチが大好きでした。 親父は「これは良い時計なんだぞ」と笑っていましたが、意味が分からず遊んでいました。でも、ついぞこすっても落としても怒られた記憶はありません。内心、さして高いものではないだろうと思っていました(笑) メーカー名もなく、動かなくなって久しいのですが、親父の形見、手にして遊んだ思い出、ずっしり重く手の納まり具合も良く、捨てられずにいましたが、先日近くの時計店に動くかどうか聞いてみました。 中を開けて良いかと店主。見るとロンジンだと云います。スイスの有名メーカーです。初めて見る時計の中は、ギッシリ詰まった金の部品の中に、散りばめた赤いルビー(人工)。宝石箱のように綺麗で、感動ものでした。 3~4日後に見積が出て、四万二千円也で修理を依頼しました。戦前、昭和15年頃のもので捨てると手に入らないそうです。 昨夕、直ったと連絡が来ました。 引取に行くと、「これは凄いですよ、時計屋や時計好きは欲しがりますよ。絶対持っていた方が良いです」と云われました。中の文字も職人技だとのことです。買った当時は、今のお金換算で40~50万円位したでしょうとのこと。 今はもう、時計の半分から裏は古びて、文字盤の夜光塗料も飛んじゃった、只の古時計ですが、動いたのが嬉しくて…。ストップウォッチも動きます。下げ紐も新しく注文しました。 早速、仏壇の親父に報告して、一人乾杯と相成りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 24, 2013 12:46:05 PM
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