高知新聞 ~あっぱれ!牧野富太郎~
今朝の高知新聞の朝刊を見て驚いた。 一面ぶち抜きというのは、これまでにも目にしてきたけれど、何と反対面も牧野富太郎の生誕160年の写真記事。ご丁寧なことに裏面2面も牧野の写真記事。 4面ぶち抜きの記事とも表現のできる紙面構成は私の記憶では初めてである。 小学校の頃はあまり新聞も読まなかったので、中学校時代から数えても50年間で初めての経験である。 如何に牧野富太郎といえども、生誕記念に過ぎない今日の出来事に、様々な報道すべき記事を差し置いての構成は、私など浅薄な知識しかないものでも、新聞報道の在り方に異議を唱えたい思いを禁じえない。 などと思いつつ、2枚目を見ると、当たり前にいつもの構成での新聞になっていた。 要はいつもの新聞の上に、広告として1枚付け足しただけのものだった。 更に、高知新聞の報道としての矜持を見せたのが、裏面にさらっと記載された牧野富太郎の言葉の引用であった。Let's thank our flowers and plants.We,people can't live without plants.In the hearts of loving plants.No war in the world. ロシアのウクライナ侵攻に起因して起こる可能性が否定できないほどの世界大戦勃発の危機感を彼の残した言葉をもって戒めている。 牧野博士とともに高知新聞もあっぱれである。雑草のサバイバル大作戦 ドクターマキノの植物たんけん/里見和彦/絵高知県立牧野植物園【3000円以上送料無料】