フェデラー不在のウィンブルドン
2022ウィンブルドンが始まった 今回のウィンブルドンは、件のロシアのウクライナ侵攻により、ウィンブルドン主催者がロシアとベラルーシの選手の出場を禁止したため、ATP、WTAがポイントを付与しない異例の大会となった。 言うまでもなく全英は、全仏、全豪、全米とともにテニス大会の最高峰である4大大会の一つである。もっとも4大大会と言いながら、格調という点ではウィンブルドンが他の3大会を大きく凌駕している。 歴史や伝統に裏打ちされて、こだわりの強さは、今回の措置ばかりではなく、出場選手には例外なく、白を基調とするウエア着用を課していることからも見て取れる。 昨今の派手やかなウェアも良いのであるが、全選手が白で統一されているウィンブルドンのウェアにも見るべきところがある。選手のスポンサーのウェアメーカーもそれぞれ工夫を凝らしながら、カラーは白でも、デザインや各社のワンポイントロゴをどこまで入れられるのか、大会主催者との綱引き具合など、少し穿った見かたではあるが、視点を変えてみるとそんなところにも楽しみがある。 残念なのは、錦織とフェデラーがケガのために出場していないこと 特にフェデラーは前回大会まで22回連続で出場しており、彼のいない芝コートは寂しい限りである いよいよ引退の時期を迎えることになるのだろうが 絶対王者のプレーはユーチューブで見ることにして 2週間は、主人公不在ながらの深夜のウィンブルドンを楽しむこととしよう( ´∀` ) ロジャー・フェデラー伝【電子書籍】[ クリス・バウワース ]