自分が責任を取る ~ある医師の矜持 愛南町に人あり~
今朝の高知新聞に、愛南町の精神科医療を担う医師の記事が掲載されていた 入院施設の有る精神科病院「御荘病院」を閉鎖して、外来と訪問診療を行う「御荘診療所」にし、施設から在宅への障碍者の誘導を図っている長野敏宏医師である 様々な課題を抱える障碍者が自宅で生活していくのはなかなか容易なことではないのであろうが、それを決意をもって医師として支えていく彼の矜持の言葉が「医師として自分が責任を取る。」である。 新聞を読みながら、長野医師の思いとその活躍に胸を熱くした。 活動が医療に止まらず、漁業や農業など実業家として地域の活性化を図っているのも特筆すべきことである。 医師でありながら用水路を作り、アフガニスタンで65万人を救った中村哲医師を彷彿させる。 地方に限らず日本中、世界のいたるところで、人権を蹂躙するようなことが当たり前に起こっている。況してや精神を病んで今の世の中では生きにくい人々にあっては言わずもがなである。 そんな人々を支えていく活動を地域の中で地道に続けている。 高齢の認知傾向の母や私自身アルツハイマーかと思われるほどのボケをかましている日日を考え、高齢化が進み疲弊していく地方で、他人事ではなく自立して生きていくことを自分の問題として考えさせられた。ボケてたまるかーいやボケても楽しく生きていくー(笑)【中古】 精神病院時代の終焉 当事者主体の支援に向かって /遠塚谷冨美子(著者),吉池毅志(著者),竹端寛(著者),河野和永(著者),三品桂子(著者) 【中古】afb