a little happiness 日々の小さな幸せ

昨日リナが目標を書いて机に貼ってもいいかと聞きに来た。

いいよと答えて、すっかり忘れていたママ。

リナを見送ってから机を見てみると、

付箋にリナの目標が書いてある書いてある(笑)


左『りながんばる』 右『ゆめにむかってがんばる』

なんかすんごぉ～い漠然としているけど、

リナ、がんばれ♪




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

今日の下校。

雨の中のお迎えは昨日の半分以下のママだけだった。

コースのママは私だけだった。


リナはママを見つけると

満面の笑みに仔イヌのようになってかけて来た。

そして、その後にメッチャ暗くなった。

集団下校。

歩くペースが速いからリナはついて行けないって半べそ。

確かに…うちの幼稚園であんなスピードでは園外保育も歩かない。

マンモス幼稚園はやっぱマンモスなだけに

さすが小学校にも順応性あるなぁ。

先生のスピードに平気でついて行ける。

ゆったりな幼稚園で育ってきたリナは、

やっぱおっとりさんだもの。


各々の家へ別れ振り返ってリナにバイバイって。

でもリナはすっかりしょげ返りバイバイも辛く、

ママが代わりに「バイバ～イ、また明日ねぇ」と応える。


ママももともと足早に歩く人間ではないから、

リナを急かして歩かせた事がない…。

そう、私は旦那と付き合って

東京の街の人間の歩くスピードの速さを見て驚いた。

新潟の街はみんな、歩くペースがゆったりだから

それって当たり前だと思ってたけど、

初めて県外の、関東の人間と付き合って、

そのペースについていき横っ腹がいつも痛かった。

並んで歩く事が大変で、そのうち嫌になり、

いつも後ろを歩くようになり哀しかった。

旦那はゆっくり歩いてくれない、

手を繋いだりしない人間だったんだよね。

嗚呼、一生私はこの人と並んで歩く事はないんだなぁ…

ずっと後ろ姿を見て歩んで行くのか…。って。

だって、「俺はゆっくり歩けない、ゆっくり歩くと疲れんだよ」って言われたから。

歩いては後ろを振り返って私をいつも待ってる。

横っ腹が痛くなるから、もうやめたの頑張って速く歩くの。

子供が出来たら変わるかな…って期待したけど、

変わらなかった。

リナもね、なんでパパは一緒に歩かないのかなぁ?って。

パパはゆっくり歩けないんだって。って答えた。



ってだいぶ話しがそれたけど、

ママも速く歩く事が出来ないリナの気持ちが痛いほど分かるよ。

『おうちに帰ったらリナ泣きたいから泣いていい?』

「いいよ、泣きたいなら泣いてどうぞ」

玄関を開けようとした時に

「リナちゃーーーーーーーん♪」って呼ぶ声。

振り向くと車の中から手を振る女の子。

リナを大好きでいてくれる幼稚園の後輩ちゃん。

お互いに会えてとっても嬉しそう。

ちょうど幼稚園もお迎えが同じ時刻だったらしく。

久しぶりの顔にママもほっこり。


玄関でリナは『後輩ちゃんに泣いてるリナは見せられないでしょ』って。

しっかりと格好いいたんぽぽさん時代のリナの気持ちを

後輩ちゃんは奮い起こしてくれてた。

結局はもう泣きたい気持ちは飛んでいったようで、

ただ、抱っこはいっぱいして充電しました。

新一年生って言ってもさ、

まだまだお尻の割れ目んとこは青々している子供。

マンモス幼稚園の子達にもまれてる。

『マンモス幼稚園の子達はお友達いっぱいいるけど、リナの幼稚園はリナしかいないから、お友達がまだ少ない💧』

と落ち込んでいたりするリナ。

「マンモス幼稚園の子達は、もうもともとのお友達ばかりだから新しいお友達を作るの少ないけど、リナは新しいお友達をたっくさん作る事が出来るんだよ。それってマンモス幼稚園の子達より凄い事だと思わないかい?」

『うん、そうかも♪』



日々幼稚園の頃との違いにカルチャーショックを受けたりと

そんな諸々を受け止め消化しながら

これから先もたくましく歩んでいかなきゃならん。

それでもリナは小学校は楽しいと言うから、

毎日が新しい発見の連続で面白いんだろう。


集団下校の時期はあと少しだから、

もしかしたらスピードアップも出来るようになるかもしれないし、

スピードアップ出来なくても、

それを過ぎたらリナのペースでお友達と歩いておいでって話した。

行きの集団登校は班のスピードがゆったりだからいいんだけどね、

下校は先生のペースが速いから仕方ない(苦笑)


路はいくらでもある。



悔しい思いは強くなれる力を作ってくれる。

悔しい思いは優しい気持ちに気付けたりする。

悔しいからって他人のせいにする子には育って欲しくない。

その時は辛くても、その時を過ぎて見れば

きっとその時より強くなって優しくなっているよ。

たぶん無駄な事はないんだと思う。

きちんと気付ければの話しだけどね。


リナの目標をママは応援しているからね。