昨日、抗生剤を貰いに行った時に
再開を待ち望んでいた願いが
もう叶わない事を知った。
今年はじめに急遽閉院した掛かり付けの小児科。
入り口には閉院の貼り紙。
今は休診中の貼り紙。
2歳の時キム先生に小児喘息を見つけていただく。
以後、予防薬をずっと飲んで発作に備えた。
梅雨時、台風前、季節の変わり目、低気圧…
事ある毎に常に子供たちに
吸入器を貸し出して下さり
最近ではコードレスタイプの吸入器だった。
サッパリとした女医さんで、
優しい笑顔の女医さんで、
気管支のスペシャリストの女医さんで、
リナも私も大好きだった。
薬剤師からクリニックの再開はあっても、
もうキム先生が再開する事は出来ないのだと
聞いて知り処方薬受取で涙が出てしまった。
キム先生に診て頂き、毎回感謝した。
その都度キム先生は恥ずかしそうに笑っていた。
リナが夏に大好きな男梅キャンディを
キム先生にあげたいと
『キム先生、塩分チャージしてね』と渡し
「わぁ美味しそうな飴ですね。どこに売ってますか?」
『あのねウェルパークに売ってるよ』
「じゃあ帰りに買って帰りますね、どうもありがとう」
なんて遣り取りや、
可愛いお菓子の手芸パーツが沢山あり、
先生にお福分けすると次の受診日には
手芸パーツにマグネットを付けて
ラックに飾り貼られており
「小さい磁石を付けて作ってみましたよ」と
飾ってあるのをはにかみながら見せてくれた。
ハロウィンの日の診察で
『Trick or Treat』と言ったリナに
製薬会社からの粗品のタオルを下さった。
そんな四年半の遣り取りが思い浮かぶ。
春にお亡くなりになったと知り
哀しくてしかたなかった。
心より哀悼の意を表します。
天国から子供たちを見守って下さい。
丈夫に育てます。
四年半、感謝の気持ちしかありません。
天国で安らかに。
Please accept my sincere sympathy.