昨日の七五三参り。
葛飾八幡宮には
青空に向かって黄金に萌える御神木があった。
それはそれは大きな銀杏の木『千本公孫樹』
注連縄をされた国の天然記念物である。
千本イチョウ(千本公孫樹)の説明板では、
幹周/10.8m、樹高/22m、樹齢/1200年以上。
銀杏の精霊が宿っているように感じた。
午前中は義父の1回忌法要。
この1年、家族にはやはり怒濤の年であった。
住職さんの有難いお話。
四十九日の時は座禅の話をして下さった。
なぜあのような体位をとるか。
人間の心とはコロコロと転がる玉のようなものであると。
哀しくなれば悲しみの情へ転がっていき
嬉しくなれば喜びの情へと転がっていくと。
傾いた転がっていく心の玉は
必ず心の真ん中にまた戻してやらねばならないと。
足を組み、手を組み釈迦の座禅をとり、
その手の中にコロコロ転がる心をおさめるのだと。
1回忌法要では心の持ち方の話。
常に人は気持ちに意識をしなければいけないと。
自分の気持ち。
モヤモヤとした気持ち。
気持ちを放って置いてしまうとそれはいつしか
心の外に出てしまうという。
出てしまうとどうなるか。
それは言葉となってしまうのである。
なんでも言葉になってしまうとどうなるか。
それはその人の性格になってしまうのである。
性格になってしまうとどうなるか。
それはその人の習慣になってしまうのである。
習慣になってしまうとどうなるか。
それはその人の人生になってしまうのであると。
だから我々は常に自分の気持ちに意識を
傾けなければならないのだと。
毎回、お寺さんの教えは深く頷いてしまう。
有難いお話だ。
昨年義母の誕生日は義父の葬式であった。
お義父さんからの最後の凄い誕生日プレゼント
だったねお義母さんと言ったら葬式で義母は笑った。