カテゴリ:娘とのひととき
下校して来るなり玄関で『ママぁぁぁぁ!!!』と慌てている。
何かあったなと玄関のリナに聞く。 「どうしたの???」 『あのね、傘の畑にね、これくらいの小っちゃい可愛いタマネギがね、いっぱい道にあったんだよ。だからね、ママ、ちょっと見に来てくんない?』 「ん?( ̄∇ ̄)?タマネギ?」 道に間引きしたタマネギが捨ててあるのか? 「道に捨ててあるの?」なんだろ? 『違うよ、あのね、畑にオジチャンがいてお仕事してて、お野菜ある日は○○君はいつも畑にお遣いに行ってるんだよ。だからリナもお遣いに行きたいから、ちょっと見に来て。』 どうやら通学路の畑の方が直売しているようだね。 『あのね、なんかね、辛くなさそうなタマネギでね、多分甘いタマネギだと思うのよ。だから美味しいタマネギなんじゃないかなぁ。小さくてねなんか辛くなさそうなんだよね。』 アンタ、畑のオジチャンのサシガネかぃ?(^_^;)? どこの畑だろと聞くと、しきりに傘のある畑と言う。 辛くなさそうなタマネギの説明を受けながら歩いて行くと 嗚呼なるほどねぇ( ´艸`) 歩いて行くと、畑の囲いにイチゴ柄の子供傘が開いて立っている。 リナ曰く、『お野菜がある日は傘が開いて立っている』そうだ。 へぇ、ここの畑のことだったのかぁ。 あるある、小さな椅子に小さなタマネギの入った袋詰めが6個(笑) 『ね、ママあったでしょタマネギ♪』 「可愛いタマネギだねぇ( ´艸`)」 なんて小さな直売所だろ。 オジチャンが畑仕事している。 リナに100円手渡し、選んだタマネギを渡し 「じゃ、これオジチャンから買って来て下さい。」 『はぁ~い♪』 いらっしゃい(*´∀`)とオジチャン。 「学校から帰って来るなりタマネギあるから買いに行こって今引っ張られて来たんです(笑)」 オジチャンは笑って嬉しそうだ。 それじゃあリボンつけてやんなきゃなぁと笑うオジチャン。 トラックに行ってタマネギをビニール袋に入れ更に 今採れたてだからねと大きなタマネギを2個サービスしてくれた。 リボンの代わりに大きなタマネギ。 『ママぁ、幸せだねぇ(*´∀`人)♪』 大きく笑ったオジチャンの顔は本当に嬉しそうだ。 「うん、幸せだねぇ」 リナは嬉しいといつも幸せと言う。 幸せだと思える娘から、改めて幸せなんだなと学ぶ。 幸せの沸点が低いと言うのは、沢山の小さな幸せを感じられる。 うん、「やった♪ラッキー♪」じゃなく、 幸せなんだね。 嬉しい時は、幸せな時なんだなぁと 気持ちの質を教えられた気がした。 『今日はタマネギのお料理にしようよ』 そうね、今夜はタマネギ料理だね。 クックパッドで検索しようかね。 「また美味しそうなお野菜が傘の日にあったら、また教えてね。その時はリナにお遣いお願いするからね。」 『うん分かった♪了~解ヾ(o´∀`o)ノ♪』 近所の友達や地域の方々との交わりからも心を育ててもらえる。 ありがたいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.07 17:56:19
コメント(0) | コメントを書く |
|