カテゴリ:自然@こんな昆虫・生き物🐞🦆
今日は木曜日だから3倍デーだなとスーパーに買い物へ。
沢山の買い物荷物をさて自転車に乗せようと駐輪場へ戻ると チャイルドシートにドデカイ雀蛾がいた!!!!!!! なんでアンタうちのチャイルドシートに乗ってんのよ 戦闘機みたいな体だ…これコスズメ。 すんげぇ飛ぶの速い…。 コイツをどうやってどかそうか…。 手では怖くて無理だ…。 まずはスマホカメラでパシャリ(笑) シートベルトを振ったら飛び掛かってきたら恐怖だ…。 そうっと…飛び掛かられない角度からベルトをポンポン。 全く動かない 嗚呼どうしよう…アンタがいたら荷物を乗せらんないよ 向こうに男性店員が回収トレーの片付けをしてる。 助けてもらおうか… いや待てよ…もしもデッカい蛾に強い人で…もしも蛾が潰れたら… こんなぷっくらしたお腹の雀蛾だよ 怖ろしい想像をしてしまうと同時に ババアのクセに何ぶりっ子して虫怖がってんだと思われるかもとか、 男性店員を自転車越しに見たりシートベルトを揺らしたりしていると、 隣に停めた自転車のオバチャンが戻って来るなり 「アンタな~に騒いでんのよ(笑)」と少し笑われた(苦笑) 端から見たら1人で騒いでる変な40代女なんだ(笑) 「私の自転車のチャイルドシートにデッカい蛾が乗ってるんです」 と言うと「蛾なんて平気よ、どれ」とオバチャン 自分の自転車カゴからタオルを取り出し払ってくれようとしたが、 オバチャンの視界からは死角で雀蛾は見えていなかった。 私の母と同じくらいの齢だろうか。 「蛾どこにいるのよ」と雀蛾を見るなり 「いやぁぁ💦💦気持ち悪い💦大きいじゃないの💦」 そうなのよ、だから大きいのよ、だから怖くて(苦笑) 1人で騒いでいたってわけなの(笑) オバチャンは酷くビビったと同時に 急に顔が引き締まり瞳が光ったのよ。 オバチャンと私は、一瞬の沈黙の後に 無言で一緒に追い払おうと目と目で通じ合ったのさ。 私がへっぴり腰で雀蛾に気付かれないように息を止めながら シートベルトをそうっと恐る恐る持ち上げた。 すかさずオバチャンがヘェッ!ともハァッ!とも聞こえる気合いの声とともに タオルを振り下ろすと、雀蛾が驚いて凄いスピードで飛んだ。 オバチャンはウヤァァと小さな悲鳴をあげたが、 飛んで向こうの隅に着地した雀蛾を見ながら 「あ~んな大きなの私も怖くて気持ち悪いわぁ。戻って来たらな~に1人で騒いでいるのかと思ったわよ(笑)あれは大きいわね、やだやだ(笑)」と、 勇者の笑顔は晴れ晴れしていた。 これぞ顔晴れた(がんばれた)だ。 しかし大きなコスズメだった。 初対面の人と息が通じひとときの戦友となった。 「助けてくれてありがとうございました」とお礼を言うと 勇者のオバチャンは笑顔で「じゃあね」と自転車で去って行った。 雀蛾がくれたひとときのご縁。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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