カテゴリ:娘とのひととき
朝、『頭が痛い』と言ったリナ。
昨日の朝も『頭が痛い』と言ったリナ。 昨日の帰り道、体育の跳び箱が出来ないと半べそかいた。 跳び箱が飛べないから皆が笑うと半べそ。 リナは代表とか発表とか人前に立つのが好きで強いのだけど 徒競走と跳び箱だけは苦手でとても気が弱弱になる。 頭が痛いは、頭じゃなくて、心なのね。 分かっていたけど、 「頭が痛いんなら、頭痛薬飲む?」と聞いてみた。 『飲まなくても大丈夫』としょんぼり、涙が溢れる。 「遅刻して様子見る?」『遅刻しないで大丈夫』 「頭が痛いから体育休みますって連絡帳に書こうか?」 そしたら…泣き出した。 頭が痛いんじゃなくて、心が痛くなったのだ。 大丈夫、大丈夫、大丈夫だよ。 『あのね、リナが跳び箱飛べないから皆が笑うんだもん。』 飛べないのはリナだけなの? 『他にも飛べない子いるけどぉ…でもリナ飛べないと笑うんだもん。』 リナは、図工がとっても上手だけど、出来ない子を笑う? 『リナ、笑わない。出来ない子に遣り方教えてあげた。』 笑う子はさ、まだ心が育ってないんだよ。 相手の気持ちを置き換えて考えてみるまで行かないの。 私はリナが物を喋るようになってからは、 常に自分で考えてみるように育ててきている。 リナちゃんならどう思う? こんな時はリナちゃんなら何て言う? リナちゃんならどうやってみようか? だから、相手の気持ちを割と読む子に育っている。 絵本や映画やドラマを観て、感情移入して号泣する事も多い。 だから、リナを苦しくさせちゃう時もある。 大丈夫、跳べなくたって今日はいいよ、 ママだってリナと同じ2年生の時は怖くて跳べなかったよ。 あるとき、急に跳べたんだもん。 タイミングがちゃんとたまたま合ったのよ、で、跳べたの。 飛び石だって、鉄棒だって、プールだって、ブランコだって、 リナは最初、怖くて怖くて幼稚園の時に泣いたけど 怖い気持ちに勝った時に、タイミングがちゃんと合ったら あれ?簡単に出来た!って、乗り越えたでしょ。 リナの体の中にもね、ちゃんと皆と同じに出来る力が 入っているんだよ、だけど怖いって気持ちが強くて 出来る力を解き放つ事が難しくなっているだけなの。 お姉ちゃんになっていくと、怖いって気持ちも成長するのよ。 だから、今、リナは跳び箱と皆の目が怖いって思っているんだね。 大丈夫、って話していたら、ワァ~って泣き出したリナ。 『頭痛くないんだけど、痛いって、跳び箱イヤだから嘘ついちゃったの、本当は頭痛くない。ごめんなさい(大泣)』 リナ、心も痛かったね。 『おかしいなって思ってたママ?』 うん、なんかおかしいなって思ってたよ。 でもね、嘘ついてないよ。 頭が痛いってさ、もう一つ意味があってね、 困ったり悩んだりしている時に頭が痛いって使うから。 だから、リナは嘘ではないよ、合ってるよ。 そしたらまた泣いた。 乗り越えるのはリナ本人だ。 なんでもかんでも赤ちゃんの時みたくママが守ってあげられないし、 ママに依存する弱い子には育たないようにしている。 でも、リナがちゃんと歩いて行けるように しっかりサポートはする。 手出し口出しは見極める。 手助け口添えも見極める。 見ている見守るって、時に難しく思う時もある。 今、毎週NHKのドラマ10を録画で観ている。 お母さん、娘をやめていいですか? 今で言う毒親になるのだろうか。 母親依存、娘依存、自立、親離れ、子離れ、 母からの愛情欲求、後悔、束縛、期待、裏切り 親子三代に渡る母性のドラマ。 自分に重ねて観ていると観ていて怖いが教訓にもなる。 一人っ子で母子世帯。 母子関係は、一般家庭よりも強いかも知れない。 だからこそ、べったりしないように気を張っている。 だからこそ、ドライに思われる時もあったりする。 信頼関係の度合い。 過保護と過干渉は全く別物だ。 子供は『つ』が付いているうちは子供だそうだ。 一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ九つ 十はもう『つ』が付かないから、子供ではなくなるんだって。 だから、『つ』が付くうちはしっかり見極めながら支えてあげたい。 幸いdp*は、中学校で器械体操をしていた。 床・平均台・鉄棒・跳馬、全種目、大会では出場していた。 3年前、鉄棒をやってみせてやらせてみせ教えていて ギックリ腰をやった(爆笑)( ̄∇ ̄) 今朝は踏み台を使って踏み切り板と手の付き方など 教えてやってみせてやらせてみた。 今回は腰は大丈夫( ̄一 ̄*)v 今日の体育で跳べなくたって死なないから気にするなと伝えた。 笑った奴には、今度、わざとまねして笑ってやれと。 リナが跳び箱飛べない時に笑ったでしょって。 だから、アンタも勉強出来てないから笑ってあげるって。 笑われたらどう?って、言ってやれって。 そしたら、弱弱のリナの顔がちょっと引き締まった。 徒競走の練習で以前、リナちゃん遅い本気出してと言われて 本気で走っているのに、皆が遅いって言うと。 トラウマなんだね。 リナは生まれた時に両足の薬指と小指が浮いて生まれてきた。 浮き指だから、気を付けって立った時に薬指と小指が床に着かない。 歩くのも遅かったし、転びやすいし、跳躍力も弱い。 でも、この足で1歳3か月から歩いてきている。 そして、この足でずっと人生歩いて行くのだ。 うまくこの足を使い熟して行くしかない。 まだ8歳だ。 発展途上だ。 普通の足に産んであげれなかったママのせい。 だけど、リナの足は、 リナにとっては普通の足…生まれた時から。 朝ご飯を食べようかと時計を見たら 登校時間十二分前でギョッとした(;゚д゚)💦 今朝は友達もいるのに、 学校近くまで一緒に来てと言う。 不思議と回りの子供も リナちゃんのお母さんおはようと、学年問わず挨拶。 リナもニコニコしている。 『つ』が付いているうちは、 しっかりリナの心の空母艦でいたい。 ママが沈まない限りは(苦笑) さあ、今日も行ってらっしゃい、 楽しんでおいでね(*´∀`*)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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