カテゴリ:娘とのひととき
リナのクラスには、もう一人同じ名前の子が居る。
背が高く美人さんだが、性格がきつい子だ。 何かにつけ絡んでは喧嘩を売って来て敵対心剥き出し。 ちょいちょい担任とその子とリナの三者面談だ。 担任曰く、向こうは話が通じないんだよね、参ると、 学校でボランティアしている時に担任に引き止められ やられてる側のうちのリナの情況を話してくれた。 うちは先生にお任せします、よろしくお願いしますとだけ伝えた。 子供たちのいざこざ、親が出しゃばりたくない。 怪我やら不登校など深刻を有するものじゃないなら。 どうにも自分の独占欲と嫉妬心を抑えられないようだが、 ひとまず私は状況把握だけして、ドッシリ見守るしかない。 そしてリナのケアとフォローをガッチリと。 なんかあった時にはママが全力で守るよと言った。 1学期は仲良く遊んでいた二人であった。 昨日はリナ以外の子に対しても目に余り泣かしたそうで 学活の時間に名前は出さずに言動が過ぎるとそれはイジメですと テーマとして話があったそうだ。 3年生、人間の体の成長が一番ある時期、 3年生、人間の心の成長も始まる時期。 気持ちと気持ちのぶつかり合い。 これも成長の過程。 今朝は『ママ、今日はリナ、この髪型にして欲しいの!!』 強い口調でマンガ本をママに見せる。 めちゃモテ委員長と言うマンガの主人公のキリッと結んだ 髪型で気合い入れて、学校に行きたいと意気込んだリナ。 『あとね』とコソコソ声で更に注文された。 『睫毛もクルンってしたいの(恥ずかしそう)』 ビューラーで少しだけクルンとしてあげた。 きっちりしたハーフアップに睫毛クルン。 これで戦闘モードで気合い入るならお安いものだ。 我々がメイクをすると、スーツや着物を着ると 気持ちがビシッとするのと同じような感覚なんだなぁ。 少しずつ少しずつ、自立していく。 気張らないでも、普通に登校して行けたら楽だね… 吉本新喜劇が大好きな二人。 二学期からどうにも嫉妬心剥き出しにされ、 帰宅しては悔しくて泣いた日もちょいちょい。 リナはクラスでもお笑い担当、今はスチ子と吉田裕の チクビすんのかいせんのかいがお気に入りで遊んでる(笑) 毎週よしもと新喜劇を観て大笑いしているリナ。 向こうもかかさず録画で観ているんだそうな。 自分もお笑い担当やったらいいのに、 恥ずかしさを越えた向こうは笑顔が待ってる。 うちのリナには、 乗り越えるのは自分だけど、道は色々あるからねと教えている。 乗り越えるのもいいし、遠回りしてもいいし、 逃げ道に逃げてもいいんだよって話しているの。 そこで色々な事に気付いたり出会ったりするんだしと。 ママが病気で治療が長かった時に、 いっぱい嫌な心の自分が出て来てママも苦しかったし、 優しい気持ちの人が何人もママを助けてくれた事、 色々な思いをリナに話して聞かせたお風呂タイム。 今、意地悪してくる向こうだけど、 そのおかげでリナは色々な感情が起こっている。 『あのさママぁ、リナさ、今のリナの事、物語にして書いてみようかなって思ったんだけど、ママどう思う?』 リナの中で何か動き出した。 「あら、いいんじゃな~い。物語書いてごらんよ。もし、また嫌な事があったらラッキー!ネタに出来る!って、嫌な事をひっくり返して自分のパワーにしてみたらどうだろう?」 『うん、絵とかも物語に描いてやってみようかなぁ。お風呂上がったらノートに書いてみる!』 小さな作家さん(笑)( ´艸`) 9歳。 9歳の社会、9歳の人間関係。 9歳ながらの葛藤。 今朝はビシッとしたハーフアップにクルン睫毛。 リナの気合い。 「行ってらっしゃい、今日も楽しんでおいで。」 今朝はママより先にリナが 『行って来まーす、楽しんで来るぅ(*´∀`*)ノ』と言った。 無理はすんなね。 頑張り過ぎないのよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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