カテゴリ:つぶやき
12年前の8月8日は帝王切開予定日だった。
逆子だったから。 「臨月のこの周期ではもう90パーセント逆子は戻らないので帝王切開にしますから、御家族に話しておいて下さい。(カレンダーをみながら)この日が手術室空いてるから予約しておきますからね」 自然分娩を望んでいたので、 90パーセント逆子は戻らないと言われて ショックだったのを覚えている。 なのに7月末ころ買い物でカートを教えている時に 巨大な胎動が起きてとてもお腹が痛く その場にしゃがみ込んでしまった。 休んでから期待し、その週の検診で逆子が治っていた。 先生は唖然とし、8月8日の帝王切開が消えた。 あの時帝王切開と決まりショックを受けたけど 帝王切開に気持ちを切り替えたのに また自然分娩となり安心したけれど 2008年08月08日と8並びな誕生日じゃなくなるなぁと 少し嗚呼と思ったりもしたのを思い出す(苦笑) で、自然分娩の予定日8月17日に臨んだの。 居心地良かったのね、17日には生まれなかったわ。 17日から尿がほとんど出なくなって、 1日1キロ体重が増えていった。 出る尿はコカコーラ色で怖くて、 足は足首から太股まで同じ太さのようになり浮腫んだ。 予定日1週間経っても生まれて来なくて8日目に 強制入院させられたわ。 一応自然分娩だけど帝王切開切り替えもありの そんな前提の分娩で臨むこととなり、 夜は夕飯無し入院、夜には子宮口を広げる薬を入れた。 夜中の2時頃に陣痛が始まるも子宮口が開かず、 陣痛促進剤の点滴を始め、 それでも子宮口はなかなか開かずバルーンを入れた。 それでもなかなか赤ちゃんの頭が下りてこない。 妊娠中毒症の私は血圧が180から下がらず 頭が痛くて目に星が飛び過呼吸が始まり、 陣痛は30秒間隔で激痛の波に体力が持たず もうダメだ死ぬかもと初めて死ぬかもと思った。 陣痛14時間後、母体危機で緊急帝王切開となり、 下半身麻酔をかけ、途端に陣痛から解放され、 後陣痛の苦しさが待っているとまだ知らない私は 陣痛地獄の解放感に自然と過呼吸が楽になった。 9日遅れ3キロ超えの肥えた赤ちゃんの帝王切開は、 通常の小さいうちの帝王切開より取り出すのも大変だ。 下半身麻酔で痛みは無くても、感覚があるので 内臓を触られているのも分かるし、 赤ちゃんを出そうとしているのも分かるし、 お腹から赤ちゃんが出て来たのも分かる。 痛みが無いだけで、あれは気持ちが悪いものだ。 予定日から9日遅れで赤ちゃん誕生。 8月8日→17日→26日となり、 獅子座予定の赤ちゃんは乙女座の赤ちゃんになった。 8月8日にいつも思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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