アルツハイマーと向き合って生きていこう!
昨日の昼間。母が立て続けに二度トイレのタイミングに間に合わず下着を濡らしてしまった。実は昨夏、高知に家族で旅行に出かけた際にもこうしたことがあり、姉と二人でその頃から母の異変を感じていたのでした。で、母自身が(気丈なので汚れた下着を私が洗うことに抵抗は見せませんが)「最近ね、早め早めにトイレに行こうと思ってはいるんだけど、どうしても間に合わないことがあるんよねぇ・・。腰周りが冷えすぎるんかいねぇ~」と一言。自分の言っていることの珍妙さに時々不安や不信を感じている雰囲気もあり、告知とまではいかないが、今後の治療の方向性を本人にもある程度抵抗無く受け入れてもらうために、「実はね、先日心のクリニックで診察を受けたでしょう?でね、その後、お姉ちゃんとこに連絡があってね、もう一度検査にいらっしゃいって。こうした尿漏れみたいな症状や細かい手先の作業に不便がでることがあるかもしれないから車の運転もなるべく控えなさいって言われたんだよ。」と伝えました。どう反応されるか正直ものすごく不安で、ドキドキしましたが、「あらぁ、そうだったの。」とあっさり。病気だと診断が下れば生活の不便を支援してもらえるサービスも受けられるよ、と軽く介護支援が入ったときの打診もしましたが、それも、「そら、便利よね。」と一言。それに何より自分の不安の原因が病気だったとわかり、少し安心した感じも。告知とまではいかないけれど、伝えることがいい事か悪いことかはちょっとまだ判断できません。聞いた後で一人にするのは怖いし、今日、母が帰るときに姉がついて行ってくれたのが本当にありがたいです。もちろん、病院からの連絡なんて嘘だし、こちらが今後の診察の予約を取っているんだけど、でも、本人が受けようと思って受ける診察、治療と不本意なものとでは大きな違いがあるだろうしね。車の運転もとっても怖いから本当にやめて欲しかったし。嘘も方便だと思ってます。今朝、京都まで母を見送り、京都から愛媛までは姉に付き添ってもらいました。姉は日帰り。頭が下がります。こうして姉妹で助け合っていろいろできるのはとても良いなと思います。もちろん、どちらかが母と同居していればもっといいでしょうけど。今月は月末にまたフェリーで帰ろうかな。姉が中旬の病院への診察に付き添ってくれるらしいし。見通しの立たない遠距離介護ですが、できることをやれる限りがんばらなくてはね。追記アルツハイマーのことについて最近よく特集があります。認知症もさまざまなものがあります。アルツハイマーについて以下のサイトでぜひ理解を深めてください。認知症の人と家族の会アルツハイマーは病気です。今のところ決定的な完治療法はありませんが、進行を遅らせ快適な生活をおくる手段がさまざまになされています。近隣の方たちの理解もとても大事です。よろしくお願いいたします。