東劇で上映されていたので、最終日に行ってきました。
ファンとしては一度映画館で見てみたかったのです。
思ったとおり、大スクリーンで観る『2001年』は圧巻で、
冒頭の「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れるところで、
思わず目頭が熱くなってしまいました。
今見ても40年前に作られたとはとても思えない出来です。
暗転している時のフィルムノイズで、ようやく思い至る位。
壮大な宇宙の情景や、宇宙船内部のシーンなど
本当にリアルで、ため息が出ます。
CG技術が進んだ今では当たり前の画像ですけど、
当時はどうやって撮影したのかと思うと
不思議な程良くできています。 |
↑まだの方はレンタルでどうぞ。 | スクリーンで観て改めて気づいたのが、構図の美しさ。
各シーンが一枚の絵画のように感じられました。
そしてこれも劇場の音響の中でこそだと思うのですが、
音楽や音が至極効果的に使われていることです。
有名な「ツァラトゥストラ~」や「美しく青きドナウ」は勿論ですが、
モノリスの場面でノイズ的な不協に響くサウンド、
そして打って変って全くの無音の場面…全くよく計算されているなと感心しました。
内容についてここでは触れませんが、
超難解な映画と言われるこの映画、
私も初めて見た時は終わった後に頭の中が「?」だらけでした。、
納得したい方は本も読むことをお薦めします。
順番としてはやはり映画から入って、その後に本、でまた映画というのが
よいのではないかと思います(笑)
映画ではかなり話の内容が端折られている部分が多いので、
後半の急展開は何が起こったのか、理解するのは難しいと思いますが、
何を意味するかが分かってからまた観てみると、
映像作品としてこう作られたのは納得できる気がします。
続編や、名作なだけに関連書籍もいろいろ出ていますので、興味のある方は是非。
SF好きの私にとって、やはりこの作品は別格です。
エンドロールが早々と終わった後も、暗転のまま延々と
「美しき青きドナウ」が曲終わりまで流れるのも、最近の映画にはないですね。
最後まで鑑賞して、当然の如くその曲を頭の中に流しつつ家路につきました。
平日の昼間、空いていたのでゆったり映画鑑賞ができ、リフレッシュできました(^_^)
採算取れなさそうですが…東劇さん、またいつか上映をお願いします。
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| | 2001年宇宙の旅 DVD
右のWARNER PLUTINUM COLLECTIONは
200分以上の音声・映像特典付きです。 | 2010年 DVD
キューブリック作品ではありませんが、
こちらで難解な前作の謎が解けるとのこと。
小説も読んでますが、映像でも観てみたいものです。 |
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桃饅頭
高いものが良いのは当たり前。ブランドではなく自分なりの視点で物を選ぶ目を持ちたいと考える、デザイン雑貨・美味しいもの好きの日常。
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