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カテゴリ:これからの生き方について
先日書いた廃プラ処理施設の件、昨日確認した市のHPにある市長の言葉によると、もうほとんど着工することになりそうです。
説明会では「100%安全とは言えないが、最大限の努力をする」と言っておきながら、その4日後にはHP上で「杉並病のケースとは違うのでご安心ください」と!? おいおい! って感じです。 そもそもこんな大事なことを住民の理解を得るどころか話すら聞いていないのに、「もう決まってしまいましたから、撤回できません」っていうやり方。 「誠意ある対応します」と言っていたあの発言は、いったいどこへ行ってしまったのでしょう? 安全性云々を議論する以前に、この汚いやり方に憤慨する私なのです。 同市民であれば施設増設に変わる代替案を「市長への手紙」に書いて出したいところなのですが、市境の他市民なのでそれもできず。。 あとは6日に隣接したもう一つの市の方による状況説明会に出て、今後の動きを確認することになりそうです。 ということで、とっても納得がいかないのですが、こんな最悪な状況でも「ピンチの中にチャンスあり」、今回の件でも大きな学びがありました。 今回は、健康にかかわる大事な話が耳に入ってこなかったり、問題解決に対する声が大きくなっていかないところなど、まだ成熟していない若い地域の脆弱さがもろに露呈しました。 ご近所で一致団結して対応したり、解決したりする力が、この地域にはまだ備わっていない。 それが今回の件で明らかになり、私自身が地域社会のあり方を考える大きなきっかけになったのです。 大きな災害や事故が起こる前に、ここに気づくことができ、これがきっかけで、今までつながることのなかった地域の方々とのパイプができるのであれば、若い街にとっては大きな進展です。 また、これだけ多くの人たちの意識が廃プラ処理施設に向いたのであれば、これからより生活環境の問題には敏感になれるでしょうし、自分たちの周囲の環境だけではなく、もっと広い意味での環境にも意識が向き始めるかもしれません。 もし、廃プラ処理施設が強行されようとも、このことをきっかけに、多くの人の意識に何かが起こり、住民の意識が高くなり、街も強くなる。 そうなったら、今度は同じ問題が起こったとしても、情報はもっと早く流れるでしょうし、もっと効果的な対応ができることでしょう。 今回の問題は、もしかしたら街も住人も成長するチャンスなのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 3, 2007 03:29:52 AM
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