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カテゴリ:ひとりごと
隣の市の廃プラ処理施設計画がきっかけで、
「ごみ問題は私たち一人ひとりの問題なんだから、行政と対立するのではなくて、それぞれが何ができるのか協働的に解決しよう」 と言い続けてきた結果、今やすっかりうちの街のお母さんたちにはその哲学が定着してごみ問題を考えるサークルに発展、ごみ問題の根本解決に向けて活動しはじめました。 すでに「ごみ減量説明会」を実施し、盛況のうち終了。来月も開催の予定です。 これは本当に嬉しいことだし、自分たちのやっていることは素晴らしいムーブメントだと自信と誇りをもって言えます。 そして、やればやるほど、今まで知らなかったいろんな社会の実態がわかってきました。 私たちが普段何気なく捨てているごみ。 自分の目の前から消えてなくなったあと、どうなっていくか知っていますか? たとえば、うちの市だとサーマルリサイクルという方法をとっているので、ごみは一部の金属を除いてスラブという焼却灰になります。 そしてそのスラブは、トラックで遠く離れた日の出町の二ツ塚処分場に運ばれて、エコセメントと呼ばれるセメントになります。 「ごみがセメントに生まれ変わる」 一見すると、リサイクルされて、すごくいい方法のように思えますよね。 うちの市の議員さんも市役所の人も「安全でいい方法」だと誇らしげに私たちに伝えます。 しかし、その実態はというと・・・ 二ツ塚処分場の近隣住民たちには、ガンが多発。(しかし因果関係は立証できない) 灰が届く風の通り道にはえている植物には成長に異常がみられるそうです。 http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/env-hinode01.html 知らないということは怖いことです。 もっと言うと、罪なことです。 隣の市の廃プラ処理施設の被害者のように思っている私たちは、実は遠く離れた日の出町の住民たちにとっては悪意はなくても加害者なのです。 ごみ? ちゃんと分別して出してるよ。 それで何が問題なの? ずっとそう思ってました。 私の出したごみが、遠く運ばれた処分場で、誰かの身体を蝕み、病気にさせて、そしてもしかしたら殺しているとは思ってもいませんでした。 行政も事業者もマスコミも、自分たちに都合の悪いことは知らせませんから、私たちは知ろうとしなければ、何も知ることのできない社会に生きているんですよね。 私たちはもっと知ろうとしなければいけません。 真実に目をむけなければいけません。 それは、行政やマスコミが言うことを鵜呑みにすることではなく、本当はどうなのかを追求していき、自分の頭で考えることです。 考えれば考えるほど、自己矛盾を起こしてどうしたらいいのかわからなくなりますが、自分ひとりではなく、みんなが疑問をもって、みんなが考えていきましょう! その先に答えは必ずあります。 パラダイムシフトのような社会を大きく変える答えが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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