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カテゴリ:CDな・や行


二重螺旋
あらすじ・・・ごく平凡な家庭だったのに、ある日父親が愛人を作って居なくなってしまった。精神に脆さを持った母は、頼り切った長男と身体の関係を持ってしまう。ところが、その秘密を長女の沙也加に知られ・・・母もまた、睡眠薬の飲み過ぎで死んでしまった・・・。大好きな兄が自分達を捨てて居なくなってしまうのではないか・・と恐れた尚人は、母と兄の関係も黙殺し・・そして、兄が襲ってきても・・・・

二重螺旋2 愛情鎖縛
あらすじ・・・尚人のもとに、父の不倫相手の妹・瑞希が現れる。「お姉ちゃんと篠宮さんの仲を認めてやってよ」と。
父が家を出た時から、家庭は崩壊した。その苦い思いがある尚人が父を許せるはずがない。父さえ不倫をしなければ・・・・その相手との仲を祝福なぞ出来ない!!自分たち家族の不幸の上に成り立つ幸せなど・・・。
泣き崩れる瑞希。それを見ていたボーイフレンドは誤解し、尚人を打ちのめすため、高校生狩りを仲間と始めてしまう・・・。

二重螺旋3 攣哀感情
あらすじ・・・無差別高校生リンチ事件・・。尚人が通う高校でも、被害者は他にもいた。三年生は、怪我の状態が酷く復学はかなり厳しい状態だった。そして、もう1人の被害者である1年生・野上光矢は、怪我は大した事はなかったが。事件のショックで引きこもり状態となってしまっていた。
そんな野上の母親が、「どうしたら良いのか、教えて欲しい」と協力を(尚人に)要請してきた。

キャスト・・・三木眞一郎(篠宮雅紀)×緑川光(篠宮尚人)

阪口大助(篠宮裕太)、柚木涼香(篠宮沙也加)、遊佐浩二(桜坂一志)
武内健(野上光矢)、浜田賢二(加々美蓮司)、近藤隆(中野大輝)
大畑伸太郎(山下広夢)他


感想・・・1は何と言っても、三木さんと緑川さんにひたすら完敗しました。
鬼畜でゆがんだ愛をぶつけてくる長男役を三木さんが好演(怪演かもしれない(゜゜)\バキッ☆)していらっしゃいます。
否と言わせない雅紀の乾いた笑い・・・うわぁ、もう精神壊れています・・と言うのが聞き手に伝わってくるんですよ。ぞくぞくしますよ、鳥肌立ちそうなほど。
それを受ける緑川さんの演技も凄いの一言です。特におしおきをされて、「(この身体は)まーちゃんの・・」と言わされるシーンは、うまく言葉にならないあたりが、本当に「うわぁ」と言う感じです。必聴!と言えます。
2では、弟役の阪口さん。今回は、篠宮の家に残る事を決めた裕太くんと雅紀の対決シーンが凄かったです。「どうして尚ちゃんなわけ?」単刀直入に迫る弟と、それに応える兄。兄達の現場を見てしまえば、おそらく夜毎の声も気にならなくなるだろう!と部屋に入って見ようとするシーンなどは、そのまま裕太役の阪口さんと雅紀役の三木さんの対決のようでもありました。

3は、ラブラブカップル(死語?)となったお兄ちゃんと尚くんの関係と言うよりも、尚人くんの心の傷と他者の関係。
大きな事件があって、それをいかにして乗り越えていくか・・と言うお話になっているかな?と感じたものですから。

同じ兄弟カップルではあっても、渇愛のお話とはまた違っています。
うーん・・・こういう例えはどうか?とは思いますが。子供の領分をちょっと濃くヘビーに味付けして、妄想ではなく実際に801入れてみました!と言う感じに近いかな?と思います。
子供の領分でも、ありましたよね?サッカー部のリンチ事件とその顛末。あれを乗り越えてきた兄弟と、今回の無差別リンチ事件がちょっとリンクしているような気がしたんです。

それはさておき。ラブラブになったから、さぞかし!三木さん演じるお兄ちゃんと、緑川さん演じる尚人のシーンは濃いかな?とチラッと思っていましたが(大笑)、うん・・・ラブラブになった分だけ、飢(かつ)えている感じが減ってきましたね。
そう・・特にお兄ちゃんを演じた三木さんの狂気の笑いが少なかったのは、個人的に寂しかったかなぁ(゜゜)\バキッ☆・・
自嘲気味に、中野くんと山下くんに「ある朝起きたら、母親が死んでいた・・と言う事はないでしょう?」と説明した後、内心で「実の兄に・・」と言うシーンが顕著だっただけで、「尚人以外は要らない」「ナオだけで良い」としがみつくような、他者を排斥する冷たさがなかったのは、彼が満たされた証拠と受け取って良いのでしょうね・・それを声だけで表現していらっしゃいました。
その分、お前はもっと俺に甘えていいんだ・・・と尚人の心の傷を癒すべく、トロトロにさせてしまうシーンの甘さが素敵でした。

一方の尚人の緑川さんは。
この子って、本当にどこまで人が良いんだか・・あぁ!もう!と聴いているこちらが焦れったく思うほどに優しい良い子でしたねぇ。もちろん、いろいろと抱えて、人生の経験値を積んでいる分の強さとしなやかさを秘めていて。
その両極端なまでの相反する部分を見事に演じていらしたと思います。
途中、どんなに嫌になって負担に思っても、投げ出さずにボランティアを務めてきた彼が、最後の最後に野上くんのお母さんに告げるシーン。あれは、一種のカタルシスでしたねぇ!!
もっと自分に忠実に、ワガママになって良いんだよ?と思って、読者(聴いている人)がイライラして。それが最高潮に達した時に発せられるだけに、やったぁ!と言う感じですよね(^-^)。

しかし。今回、おぉおお!!と思ったのは。3のキーパーソンである野上役の武内さんと、同じ引きこもりでも、ちょっと違うぞ!の弟・裕太役の阪口さんでした。

阪口さんは、直接的には尚人に対して心配している!と言うセリフは言いませんが。
帰りが遅いことにやきもきして。ご飯をしかけていたり、頻繁にかかってくる電話に対して、尚人を心配して、実際に野上に対して意見を言っているシーン。尚人が携帯を持っていたら、連絡がつけられるのに・・・と思うシーンなどが素晴らしかったです(^-^)。
言い方は、つっけんどんで優しさを感じさせるものではありませんが。根底にあるのは、お兄ちゃん大好き!な裕太くんの心情が、伝わってくるんですもの。
お兄ちゃんを取られると言うよりも、お兄ちゃんを心配している!この子も優しくて、良い子じゃん!?ですもの。

野上役の武内さんは、いやぁ・・このCDを聴いた後から、俄然注目しております。近藤隆さん同様、そのうちのびてくる若手さんだと思っていますが。
もう、本当に我が儘で、自分の事しか見えていなくて。その短絡的な考え方の三段論法と、甘えぶりの度合いが難しい役だと思うのですが。それを無理なく聴かせてくれました。
突き進む三段論法って、言葉が音になった時。発する人が納得?して言っていないと、言葉に説得力がないと思います。
最初?から無理な三段論法って、頭の中では成立しても。音になって発せられた時、それって変じゃない?ってなるはずなのですが。聴いている人に「そりゃ変でしょうが?」と思わせたら最後ですもの。なのに、あぁ・・野上ならそう思いかねないと言う納得のさせ方。これは上手い!としか言い様がないです。

無理なお願いをしている学校の先生達にも、ちょっと思うところはいろいろありましたが。無理だったら良いんだぞ・・と言ってくれ、篠宮兄の剣道を知っていた先生・立花さん。彼との会話は、学校関係者の中で唯一の救いでしたね。

立ち読みで、原作はここまでは読んでいましたが・・この後。この兄弟はどう歩いていくのでしょう?
別の家に住んでいるお姉さんはどうなっていくのでしょう?そして、彼女に接触してきた真崎はお話に絡んでくるのか?否か?次なるお話を楽しみに待ちたいと思います。





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最終更新日  2008年10月04日 21時09分16秒
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