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カテゴリ:植物のお話
風にキンモクセイの香りが漂って、布団や洗濯物にも香りが移ってくれたらなぁ・・・と思っておりました。 ご近所の大きな木を見上げる形で撮影してきましたが。 本当に木全体が黄金色と言うのか、オレンジ色に染まっています。香りは無理なので、写真でお届けです(^-^)。 さて。昨日掲載したリコリスについてですが・・ちょっと追記をしようと思います。 良く見ると、彼岸花に似ていると思いませんか?花の根本を見ると、葉っぱがないのも特徴なのですが。ヒガンバナ科の植物です。 私は、彼岸花の園芸品種をリコリスと呼ぶのかと思っていましたが(名前だけは把握しておりました)。ヒガンバナ科のお花は学名がリコリスと言うそうです。 ギリシャ神話の女神の名前Lycorisから名付けられているそうです。 そして。赤と白の彼岸花の写真の日記で、彼岸花も・・・と言う書き方をしたのを覚えていらっしゃる方もおいでかと思いますが。 彼岸花の別名に、地獄花と言うのがありまして。私は子供の時に、彼岸花には毒があるから、触ってはいけないと曾祖母に言われたことがあります。 子供心に、曾祖母の言う「地獄花」と「毒」が強く印象に残っておりまして。それが、目出度くないお花(お墓の周囲でも多く見かけるし)となっていたので、あぁ言う書き方になっていました。 そこで。ちょっと調べてみました。コメントレスにもなりますが。 ヒガンバナの球根は、アルカロイド(リコリン)を多く含むため有毒植物と言われています。その花を何故、あぜ道やお墓の周囲で見かけるか?と言いますと。 昔は土葬だったので。お墓をもぐらの餌となる虫から守るため・・・そして、あぜ道の方は根っこを張らせて、土手を強化する目的と。もぐらやネズミから守るためと言う目的があっての事のようです。 しかし。その毒も水に長時間さらす事で、抜ける事から。澱粉に富んでいるため、救飢植物として第二次世界大戦中などの戦時や非常時において食用とされた事もあるそうです。 ただし、素人がやったら毒が抜けていない事もありますので、ご用心! また、漢方薬として去痰剤や利尿作用もあるみたいです。リコリスの他の色の球根の画像を探していて、沢山お薬に出会いました(^^;。 知っているつもりのお花も、こうして調べてみると。また別の一面を持っていたり、知らない事も多いものだと思っておりました。 良い勉強をさせていただきましたm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月08日 21時29分18秒
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