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カテゴリ:ひとりごと
何年前からですかね?体育の日が第二月曜日になったのは。
しかし、未だに10日が体育の日…の認識をされている方も多くいらっしゃいまして。 予約制の検査の日時を決める時にも 「休みでしょ?」 「いえ、通常通りの診察ですよ」を何回繰り返した事か! そうやって決めたのに、当日の今日になったらやっぱり休みだと思い込んで来院されなかった方もいました。これは、昔からの慣習と言いますか、馴染んでいる事柄だったから。慣れないのねぇ…ですけど。 ・・・って事は、実際の体育の日に診療をしている!と思って来院する人も多いに違いない(大笑)。 体格の良い方(太っている方)はいびきが大きいなんて、どういう思い込みでしょうね? 実は。今週入院してきた方が、自称!大変神経質で夜が眠れない!人だったのです。その方は、初っぱなから躓いたのです。 なんでも、前日にいらして。「私は夜に眠れないから、廊下側のベッドだと廊下を歩く人の足音などで眠らないから。窓際にして下さい」と頼んだそうです。 それを受けたスタッフの一人は、入院した時に窓際が空いていなくても。退院する人も居ることだし、夜には窓際になるからいいか・・・と思って「はい~」と答えたらしいのです。 ところが、そういう話をまるで知らない当日のスタッフ(=私)が部屋に案内すると。いきなり「窓際じゃない!」と大声で言い出して。 退院されたら移動するから・・と小声で説明しても、どうせあっちに移動するなら・・荷物も片づけないとまで言い出しました。 でも・・普通ね、まだ人が居る段階で。そういう事を大声で言う人って居ないわよねぇ・・。実際にベッドが空いていないのだから、こっそりと「あの方が帰ったら、私は窓際にしてね・・」くらいにしてくれないとね。 まだ退院していなかった人にとっては、早く帰れよ。荷物を片づけてベッドをあけて!と言われているようなものでしょう? うはぁ・・・と思っていたのですが。 問題はその夜です。4人部屋なのですが、先週からの入院の方と(ちょっとおデブな方)二人で部屋を使っていただいたのですが。 そのふっくらとした体型の方が、お昼にちょっと寝た時に。鼾をかいたらしいのです。 うわぁ・・この人は鼾をかくんだ!と彼女は思ったらしく。その時点で警戒をしたらしいのですよ。だから、CDをイヤホンで聴きながら、その上から耳栓をして眠りに入ろうとしたところが!もともと神経質で睡眠薬を貰っている彼女は、入院初日と言うのもあって寝付けなかった。 そうこうしていたら、ふっくらさんが先に寝入ってしまった・・・・。 ドンドンドン!!と詰め所のドアを叩き、やって来たのは件の神経質彼女。 眠れないから、睡眠薬を追加で飲んではダメか?と訊くので。 そういう薬の飲み方は止めて下さい・・と当然停める私。 すると。 「看護婦さん!一緒に来て、部屋に30分一緒に何も言わないで静かに座っていて下さい。どれだけあの人の鼾がうるさいか、聞いて下さい!CDをイヤホンで聴いていても、その鼾がうるさくて音楽が聞こえないくらいなの」 ・・・って、何故に30分も鼾鑑賞で私が部屋に座っていなくちゃいけないんだか・・。私はこれからシャワーをしたかったんだけど・・・と言うか、その鼾を私が聞いたからと言って、鼾を停められるわけでもないし、彼女の睡眠を手助けする事にはならないですからね。 何の解決にもならないでしょう?と、言いつつもとりあえず彼女と部屋には行きました。 ところが。ふっくらさんは、気配で(それだけごそごそ電気点けて、あっち行ったりこっち来たりしていたら解るわなぁ)起きていて。いびきかいてないし・・。 とりあえず、30分くらい時間をおいてもう一度行ったところが!! 全然大きくないんですよ。 かわいいの。あれが大きいと言うなら、廊下に轟くようなライオンの吠えた声か何かか?と言うような鼾は(いろんな方がいらっしゃるので。私たちもいろいろな寝言だの鼾だの、歯ぎしりだの・・そういうのは聞いておりますからね)何になるんだろう?と思ってしまったくらいかわいい鼾なんですよ。 そりゃね、規則正しい呼吸だから。気になるとどんどん気になるものだけど。 周囲が眠れないほどの鼾だったら、その前の週に同室になった方からも「あのふっくらさんのいびきが・・」と言う苦情が出ていたはずなのです。 まぁ・・私などは、ドラマCDを聞くイヤホンをつけたまま、いつしか寝入ってしまうような人間ですが。 その鼾は、耳にフィットするタイプのイヤホンなら、CDの音で聞こえなくなるくらいの音量だな・・くらいだったのです。 あまりしつこいものですから、とりあえずその夜だけでも・・と使っていない部屋に移動させて休んでもらったのですが。 問題は、翌朝。 先輩患者であるふっくらさんが、神経質さんのCDやら電気でちょっと眠りが浅かったのもあるのに「眠れました?」と社交辞令も兼ねて訊いたなら。 「はっきり言うけど。貴方の鼾で眠れなくて。違う部屋で眠りました」 「太っている人って鼾が大きいと言うけど、本当ですね」とまで言いだしまして。 ふっくらさんは、手術しないで帰る。胃が痛い・・・とショックを受けてしまいました。 そりゃそうよね・・・普通、そういう事って本人に言う?言わないと思いません? 病院だし、個室じゃないのだから。どんな人と同室になるか・・って、運のような物もありますが。ある程度、お互い様でやっていかないとダメなところはあると思います。 それこそ、他人様と生活を共にするわけですから。ホテルのような快適空間と言うわけにもいきません。 大体、体格の良い方が鼾が大きいってのは、神経質さんの思いこみと言うか・・一種の俗説じゃないのかしら? 体格には関係なく、鼾大きい人って沢山いますよ。 私やドクターの取りなしと、神経質さんを他の部屋に移動させる事で、ふっくらさんも手術を受ける事になりましたが・・ 自分で自分の事を神経質と言いつつも、かなり無神経だわ・・・・と思ってしまいました。 だったら、最初からお金払って個室を予約しておけば良かったじゃない!とどれだけ、文句を言いたかったことか・・ 沢山の経験を積み重ねたご高齢な方なのですから、そこはもっと上手く立ち回る・言葉の使い方を知っている・他人の痛みが解っているはずなのになぁ・・ どうして、そういう事を平気で言っちゃったんだろう?と思った私・・ でも。この「ご高齢な方は、人生経験豊富だから・・・・」と言うのも私の思いこみなのかもしれません。 逆に、自分により正直に(゜゜)\バキッ☆より我が儘になってきていると言うのはありかもしれない・・・ と、ふと今回のいろいろな事件を経て、そう思った次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月10日 21時30分46秒
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