|
カテゴリ:仕事・しごと・シゴト
一週間の病棟勤務が終わりました。
先週の金曜のお昼過ぎからの体調不良(風邪)で、結構長く感じた一週間でした。 毎回、病棟勤務は。ご年配の方が多いので。それなりにいろいろありますが。 最終日の今日、ちょっとした事件?がありました。 昨夜、今週入院された方が眠れずに悶々としていたところ。 お隣のベッドの方(先週から入院している先輩患者様)が、自分が飲んでいる睡眠薬を分け与えた・・・と言うのです。 このお隣のベッドの方と言うのが、病室のリーダー格みたいな世話好きの方で。 目薬のつける間隔もタイマー持参で、皆に「時間が来たわよ」と声をかけてくれていたり。 (ちょっと神経質だけど)人は悪くない仲人さんタイプ(大笑)と言う方なのです。 良く言えば几帳面、悪く言うなら神経質・・と言うのは、点眼の間隔を測定するのに、タイマーできっちりかっちり時間を計った方は初めてだったから。 へぇ・・そこまでした人は初めてだね・・と同僚と語っていたくらいです。 悪気がないのは分かっていますが。 看護師の立場からしますと。 持参された食べ物や差し入れの果物など、入院している他の方に分け与えていたり。 娘さんがゆがいてきた素麺を食べたいから、病院食はいらない等の訴えは、困るのです。 先週は別の看護師が病棟担当で、素麺は流石に持ち帰ってもらったそうですが。 今週担当の私としては。 流石に睡眠薬の事を聴いたからには、これは注意しないわけにはいきません。 ここは病院だから。 他にもいろいろ病気がある方も多く。他院の薬との飲み合わせの問題もある。 実際に、そのお薬を飲んだ方と言うのが、うつの薬で既に何種類か(本人には分からないようにして)睡眠薬などが入っていたのです。 お薬が合わないなどのアレルギーやショックを引き起こした場合。 今回はたまたま何もなくて良かったけど、何かあったらとても怖い事。 そして、眠れない方が居たら。 泊まりの看護師が対処する問題だから、お薬は勝手に渡さないで欲しい。 また、素麺を食べられなかったことなどを根に持っているみたいだけど。 差し入れで食中毒などが起こった場合、病院は大いに困る。 そして、食事摂取量は下膳する際にチェックして。体調管理の一つとして見ているポイントだから、食べていないと心配する事。 病気によっては食べてはいけない食物があったり。 カロリー制限がある場合は、逆に病気を悪化させる事があるので。 誰でも彼でも勧めていいものではない事 などをきちんと筋道立ててお話したところ。 お世話好きで親切な方ね・・と褒められると思っていたのかなぁ? 逆ギレされてしまいました(苦笑) 優しい人だと思っていたのに!優しくないじゃない! とそっぽを向いてしまったのです。 ちょっとね・・軽くショック 私は、厳しく怒鳴るタイプではありませんし。 優しい人ね・・・と言われることが多いからかしら? 面と向かって優しくない!は、自分は間違っては居ないにしても。こたえます(^^; なんとか、今後はお薬を処方する真似はしないと約束してもらいましたが。 なかなかいけない事だと分かってもらえなくて、苦労しました。 優しさってなんでしょうね? いいわよ、いいわよ・・と優しく微笑んで、全てを許容する事かしら? そりゃ違うでしょうが・・・ たまには、きちんと厳しく接する事も優しさではないか?と思うのですが・・・・ 思わず、昔のさんまさんのCMソングをもじって 「優しさ~ってなんだっけなんだっけ・・・」と思っておりました。 (もとは、幸せってなんだっけ・・です) 入院している場合の差し入れなども、科によっては一切禁止!の所があります。 食事だって治療の一環なのですからね・・・持ち込み自体が禁止だったりします。 比較的に眼科は、その点がオープンと言いますか・・・そこまで厳しくはありません。 お見舞いの方からのお菓子や果物の差し入れは、自由にしてもらってます。 病室内でのお菓子のやりとりくらいは目をつむっていますが。 時々、地域の寄り合い小母ちゃん感覚で。 この薬が良かったのよ!と勝手にお薬を交換したり。 使ってみてごらん・・と余剰分をあげたりしている方が多くて・・・ いやはや・・・湿布などはともかく。やはり、飲み薬などは問題があると思いますけどねぇ・・ 逆に良いことをした!と思っていらっしゃるから困ってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月28日 22時20分48秒
[仕事・しごと・シゴト] カテゴリの最新記事
|