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薄桜鬼　ポータブル　沖田総司さんクリア！！　

沖田ルートあらすじ

連絡の途絶えた父の行方を追って、京都にやってきた主人公（名字の雪村は固定。名前だけ変更可）。
夜道で、浪士に絡まれ。さらに危ない存在に狙われる。
救ってくれたのは、壬生狼と呼ばれる新選組。

しかし、見てはならない新選組の秘密を知ったことで。
殺されてしまうかもしれない・・・

主人公は、捕らえられている所から逃げ出そうとする。
が。見つかって、居直った時。薄く笑ってくれたのが沖田だった・・

二言目には、斬る・殺すと言う彼だが。
身体検査で、松本先生が屯所に来た時。
主人公は偶然、沖田の秘密を知ってしまう。
当時は、死病とされた労咳にかかっている・・・と言うものだった。

主人公の兄の画策で、羅刹と化す薬を飲んだ沖田。
鬼である主人公の血を与えたら、沈静化出来ると兄に教えられる。

近藤・土方と別行動を取っていた二人は、彼らの後を追い北上するが・・・

感想

こういう乙女ゲームでは、オールクリアの為！スチルが全部開かないと、おまけスチルが見られないのよ！を呪文と唱えてプレイしてしまいます。

よりどりみどり（大笑）で見目麗しい殿方にちやほやされますし、甘い甘い台詞を聞きたいですし(゜゜)＼バキッ☆
様々なタイプの登場人物を落としていくのが、こういう恋愛ゲームだとは分かっていても。
なんだか、こう後ろめたい気持ちになってくるんですよ。
だって、そのゲームをプレイする目的（って表現もなんだかね・・）のキャラが居て。
（本当は）その人以外は、どうでも良い場合もあるのですが。（遥か３なら、リズ先生だけでいいもん・・おい）
クリアの為！スチルの為・・ってねぇ・・なんだか、自分が罪深き女になったみたいで、罪悪感を覚えることがあります。

え？考えすぎですか？
恋愛ゲームなんだから、その恋愛を楽しんだら良い？
まぁ・・そりゃそうなんですけどね・・
恋愛って、数じゃなくて一途で純粋なものだと思う・・って、うはぁ・・・なんか、凄く乙女な事を言っている様な気がする（大笑）
なんだか、ごめんねぇ・・・って気持ちになってくる自分と。
クリアの為なんだから、仕方ないじゃない・・・の冷めた自分が居ます。

ところが！！この薄桜鬼は、その罪悪感にあまり悩まなくて済みそうかな？って思ってます。

だって、あんまりちやほやしてくれない（大笑）
それなりに甘いのは甘いのだけど。
ネオロマンスなどで見てきた甘さとは、かなり違う気がします。
それに、この分岐を選んだら？と選択したなら、結構まっしぐらで。
他のキャラはあまり出てこない感じなんですもの。
お迎えにも来ないし（大笑）断らなくて済むから、助かっちゃう(゜゜)＼バキッ☆

遥かやアンジェなどのネオロマンスは、ミルクたっぷりのチョコレートだとしたら。
このゲームは、ビターかブラックのチョコレートと言う感じ。

新選組として、史実に名前を連ねる彼らは。
幕末を生きた信念とそれぞれの思いを持っていて。
そこが、滅茶苦茶甘い！恋愛ゲームにはなっていないように思います。

何しろ。今回の沖田さんも、羅刹になった後、主人公に優しくしてはくれますが。

彼の思いは、１つ。
近藤さんの為になりたい！僕はまだ戦える！役に立つ！！

その思いが、近藤の死をきっかけに。
変若水を飲まされた主人公の身体を戻す事に向けられる。

試衛館時代からの思いを聞いてくれた主人公の存在。
死に場所を求めて生きてきた彼が、誠の旗の下ではなく。自分の誠に生きようと思った後は、口調はそのままなのに、ほんのり甘さを漂わせてくれました。

特に、キスシーンでの「殺してあげる」は、ト書きがなくても。
今までの「殺すよ」「斬るよ」とは違うんですもの！！

バッドエンドでの
「僕を許して。君を一人にしてしまう
寂しいよ。君と離れたくない・・・」

バッドなのに、悲しくて愛しくて。思わず、涙ぽろり・・

グッドエンドでも、「この子と生きなくちゃならない」と宣言してくれるのですが・・
ラストシーンは、あれは・・あれは、単に眠くなっただけよね？ね？
あのまま、本当に起きないって事はないですよね？

沖田の労咳は、実は羅刹化しても治っていなかった！と言うのもありますので。
手放しでは喜べないラストとなってしまいます。

ただ・・この沖田さんルートでは。ラスボスがお兄さんで(^^;。
お父さんは、バッドエンドでは駄目ダメですが。
肉親と戦ってしまう・・と言うお話となりました。

このお兄さんと言うのがまぁ・・・憎しみの固まりで。
兄弟なのにね・・・と思うと、痛いお話でありました。

さぁ・・次は、沖田ルートでは。純血の鬼じゃないと価値はない！とさんざん言ってくれて。
平助くんルートでは、悪くないじゃん？と思わせてくれた風間さんルートを頑張りたいと思っています。