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カテゴリ:読書
放水開始!~許可証をください!6~
放水開始! 弟一家の来訪で、ちょっとパソコンの前に座る時間が細切れなので・・ 本当は2009アワード前編をやりたかったのですが。 アフィリをあれこれ探すのが大変なので(こら) 昨日、寝る前に書き上げた感想をば・・・ あらすじ ISO取得に乗り出した喜美津化学。 阿久津弘は、先導を務めているが。 内部監査の期日が予定よりも早くなってしまったうえに、遅々として進まない作業。 作業は進まないのに、一番の遅い部署である製造部の面々は。 なんと、消火操作のタイムトライアルに熱中している。 プライベートでは恋人である前原が。母親に弘の事をカミングアウト。 仲が良かった前原の母との間もぎくしゃく・・・ そんな精神的な負担に加えて、ISO取得の原因?理由となった大手の取引先が、コストの安い中国産に乗り換えると言うのだ・・ 次から次へと問題勃発!! そんな弘の窮状に前原が差し伸べた手とは・・・ 感想 前巻から間があいてしまいましたが・・ そっかぁ~~4巻の最後で、辻本さんが出てきて消火活動がどうのこうの・・・と言っていたのがここに繋がるんだ・・ そして、5巻で進まなかったISOがここにきて大詰め? 人物関連でも、前原の母親と弘の母親の仲良しさん具合だとか。 間があいていても、こう・・ストンと落ちてくる感じですね。 喜美津の工場がある町に帰ってきた!と言う思いがします。 ストンと落ちてくると言うのは、お話的にも無理がないから。 ISO取得の一番の難関であった製造部。 その製造部が、ISOの書類はおいといて(大笑)消火代表班のタイムレコードに挑戦中! なんか、分かる気がするなぁ~~~って思って読んでいました。 私の職場も、どちらかと言うと現場肌とでも言うのか・・・ 一種の職人肌で(大笑)、レポートは苦手だ!!と言う人も居ますし。 煮詰まったら、とりあえず身体を動かして。 ちょっと発散のつもりが、時間短縮に熱くなってしまい。 夢中になってしまう競争心なんて分かるわぁ(大笑) 慣れない器械を触って壊したらどうしよう?となる気持ちも分かるし。 うんうん・・あるある。 大手の取引先が、値下げ要求してきて。 値下げしないのなら、中国産に乗り換える!と言う最大の危機も、この不況のご時勢だから納得。 大手のメーカーさんの決断は、喜美津の皆には痛いけど(楽観的には、品質的に良くて。 結局は・・・と言う事にならないかな?営業の矢野さん、ガンバレ~~)あり得るものね。 そして・・一番は、BLなんだけど。 BLと言うよりも、男同士のライバルであり依存していない二人の関係が。 またも良い感じに進展している事への納得とうれしさですね。 相手を一方的に頼るのではなく、信じている。 阿久津が、営業の若手の徳永くんに言う台詞で。 信頼と盲信は違うよ。 頭から相手を信じ込んで丸投げするのは、信頼してるとは言わない。 むしろひどく無責任な態度だと思う。 何もかも任せきりじゃ、いざという時にどうやって相手を助けるんだ と言うのがありまして。 弘・・成長したね・・ それはそのまま、前原に対する君の信頼なんだよね?と思わせてくれます。 前原も、そんな弘をきちんと見守っていて。 煮詰まってしまった彼のフォローに回ってくれます。 そして・・ BLでは、お互いの両親は男同士と言うことに。大抵はなんら反対しないお話が 多い気もしますが・・ むしろ、こんな息子が増えるなら嬉しいわぁ~~とか(大笑) この許可証シリーズの彼らの親は、とてもとても一般的な親御さん達です。 息子から告白された前原の母親の反応。 そして、弘が報告した両親の反応・・・・ うんうん・・もしも、私が親の立場だったら。そうなるわなぁ・・ 火中の栗を拾うような事になりますから。 敢えて触れない事が多いのですが。 その事にも真正面から向き合ってくれています。 告白した弘を空港に送っていく父親の台詞が、 この本の中では、一番胸に沁みました。 魔が差した人間が結婚をして。 意地と勢いで結婚したものの。 愛情だけでは、どうしようもなくなった時。 知恵を絞って努力した。今の家は、知恵の結晶なんだ・・ 知恵の後に続く努力も大事だけれど。知恵のない努力はただの無駄骨なんだ・・ 弘のお父さんって、お母さんのパワーに比較して地味と言いますか。 前回の登場時には、あまり目立っていなかったのですが(大笑) いやぁ・・このお父さん、流石だわ!! ただ・・弘の母親の受け取り方が、この本の中で一番笑えましたので。 ここは、実際に読んで大笑いして下さいね(^-^)。 お楽しみシーンは、最後の最後?に一回だけ・・ 雰囲気的に、なだれ込んだ?と言うのが一回と。スキンシップはちょっとありますが。 弘が過労死するんじゃなかろうか?と言うくらいに、仕事が大変なので。 以前に比べると、やってる暇はないわなぁ・・・とは思いますが。 次巻が最終巻になるらしいので。 首を長くして待とうと思います。 挿絵も、阿久津がどんどん可愛くなってきていまして(^^)v 前原は男前がアップしています。 今回の文庫の中にあるカラーイラストでは、喜美津の若者3人衆(江夏、菊田、滝田)が 描かれています。 ニンジンを持っている理由は・・・読んだら納得すると思います(^^)v 最初は、何故にニンジン?と思っていましたが。 途中で気が付いて大笑いしてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月02日 22時00分24秒
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