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カテゴリ:読書
こどもの瞳
今回は、書籍とCDと両方にまたがっての感想ですが。 書籍を読んだから・・・と言う理由で、個人カテゴリは読書に入っておりますm(_ _)m こどもの瞳 あらすじ 柏原岬は、6歳になる息子と二人暮らし。 両親に早くに死に別れ、愛する妻は病気で亡くなった・・ そんな時、父方の祖父に引き取られて疎遠になっていた兄の面倒を押しつけられる。 なんと、兄は6歳の記憶しか持たない状態となっていたのだ。 感想 ドラマCDを先に聞きました。 【CD】こどもの瞳 聞いた理由? そりゃ貴女、変態(゜゜)\バキッ☆を演じさせたら天下一品の(褒めてます)成田さんが。 6歳になってしまった30男である兄だと言うので。 怖い物聞きたさ・・(゜゜)\バキッ☆と言えば、大抵の方は「あぁ・・」と納得されるかな? なので。 ドラマCDの感想としては。 うん・・・思ったよりも6歳と言うのを変に意識しないで。 まぁ・・そうだねぇ・・成田さん頑張ったよね!!悪くはなかったよ。 もっと凄いことになっているかと思いきや(どんなんだ)良いんじゃないの? 本物(大笑)の6歳を演じた吉野さんも違和感なかったし。 途中で、大人ごっこをしているシーンが面白かったなぁ。 でもさ・・いろんな声が出せるんだ・・って、声帯は大人のものなんだから。 普段からもっと低い声だって出せるんじゃないのかな?くらいだったのです。 ドラマCDを聞いて、随分経過して。 なんでまた今頃感想?と思われるかと思いますが。 実は、ブログ友のS様がこの小説の感想を書いていらしたんですよ。 6歳の息子だった城太郎くんが、もっと大きくなった話が収録されている・・と言うのと。 ドラマCDを聞いた時に、なんか引っかかるものがあったので。 取り寄せで、私は初の木原作品となりました(威張って言うな・・です(大笑))。 ドラマCDを聞いてから、ずっと引っかかっていた物・・・ それは、6歳になった仁くんの泣き方。 成田さんが泣いているシーンのほとんどが、すすり泣きだったんですね。 ドラマCDでは。 ファーストガンダムで、キッカを演じた井上瑶さんが 「子供って口いっぱいに泣くよね。口が先に来る泣き方する」 と言っていらして。口が先・・なんとなくニュアンスで分かる(大笑) 仁くんは6歳だから、ガンダムの子供達よりも大きいのですが。 待合室などで子供が泣き出す時って、うわわあーーーーん!!と表現したら言いのか。 えーん!!!と顔が口になったかのような泣き方をするんですよ。 しゃくりあげる泣き方と言うのは、ある程度大きくなってからのものなのですが。 6歳に退行したとは言っても、身体が大人だから。 すすり泣きなのかなぁ・・・と思っていたら。 原作では、えーん!と泣いていた(大笑) もう一つの違和感が、いきなり家族が増えてしまった弟・岬の対応。 そこまで裕福じゃないのに、いきなり大人の兄を押しつけられて。 それを結構すんなりと受け止めて、家族にしているけど。 もっとこう、抵抗とか葛藤はなかったのかな? 生活だって苦しいだろうし、それ以前に妻が亡くなった時のいきさつで。 兄の事を恨んでもいるだろうし。兄弟の縁を切って他人として生きているわけだから。 良く出来た弟だよねぇ!!と思っていたわけです。 私事ですが。母と同居を始めて、増える家事と増える支出(^^;に追われています。 母なので、時々はお金出してもらいますけど。 それでも、口だけ出してきて身体は動かない母にイラッとする事が多いのに。 この弟は偉いねぇ・・図体は30男でも、頭が6歳児なら、ほとんど役立たず。 しかも、自分の子じゃないわけで・・面倒見るにしても、イライラするし 洗濯物一つにしても増えるし・・・たまんないよねぇ・・ それを受け入れるなんて、君は偉いっ!!と思っていたら。 原作では、弟は怒ってばかりいた。 ドラマCDよりも、もっと生活苦で大変で怒ってましたねぇ!! 時間の制約があって、やる事はやらないといけないし(大笑) 兄を引き取るまでのごたごたを書いていたんじゃ時間が足りないから、そこは割愛されちゃったわけね。 なるほど・・そりゃそうだわ・・そう来なくちゃ(゜゜)\バキッ☆ そんなに出来た人間のドラマじゃ、聖人君子ものじゃない・・ そりゃウソすぎるってね・・・となんか安堵してしまいました。 そして。最後の方で、墓参りをした時に。 いきなり過去の話を始めた兄。 ドラマCDでは。なんだか、嫌みな言われ方されてるよねぇ・・と思っていました。 いきなり、そういう話になる兄ちゃんが解らん!と思っていたのですが。 原作を読んでみたら。 記憶を持っているからこそ、岬を愛してしまったからこその彼の告白だったわけで。 あぁ・・ちゃんと補完出来たぁ!!と思ってました。 ドラマCDでは、兄とそういう関係になった時。 岬が、言い訳がましく(゜゜)\バキッ☆あれやこれやと思うのですが。 原作を読んでいる時には、そこはあまり重く受け止めていなかったなぁ・・・ なるほど・・・禁断の家族もの(゜゜)\バキッ☆と言うので。 ちゃんとドラマCDで、クローズアップしてくれていたわけね。 うんうん・・ まぁ、私の読解力に問題があっただけかもしれませんが。 原作をさらっと読んだだけでも、ドラマCDをさらっと聞いただけでもダメ。 それぞれの特徴を活かして、補完しあっていた作品だったと思うのです。 ドラマCDでは、やはり仁の大人ごっこシーンですね。 あの低音になっての「岬」は反則です。 いきなり、「岬・・城太郎の小遣い・・」と言い出すシーンは、それまでの「お兄ちゃん」と言っていた成田さんの声とのギャップがあってこそのものですし。 それに続けて、岬が「大人ごっこ」をさせて自分を抱かせるシーン。 あの低音は、岬じゃなくても「クル」(大笑)よねぇ・・・ ただ、愛してる・・までは岬の誘導で低音のままなのに。 夢中になってしまうと、好き!大好きと高音(子供)に戻ってしまう仁。 そこは音声ならでは!のものです。 また、仁が記憶を取り戻してしまったシーンの低音と 「すまない」も、ドラマCDならではだと思いますね。 あ・・言い方が違う。 トーンだけが違うんじゃない・・・と言うのが一目瞭然(目で良いのか?) あと、変な話ですが。 原作を読んで。 性以外の事でも、身体が大人と言う仁ならではのエピソードが描かれていて。 変に納得しました。 頬ずりされて、髭の感触がある・・・とか。 大きくなったの!と喜ぶ仁に、髭を剃るのは身嗜みだ!と教える岬。 大きいので面倒・・とぼやく仁の会話など。 CDでは入ってなかったシーンに。 そっか!それは音声ドラマにはなかったけど。実際問題、そうだよねぇ・・と思ってました。 まぁ、音にはしづらいか・・じょりじょりなんて(大笑) すね毛も髭も、ドラマCDではあまり出てこないもんね(゜゜)\バキッ☆ ただ・・・ドラマCDでも、原作を読んでも 唯一、んん???だったのは。 仁の服!! いくら会社を解雇されたとは言っても。 全てが差し押さえになるかな? 洋服とか靴とか、持ち出せる物はなかったのかな? 家具などはともかく、着の身着のままで岬と同居しなくても・・ いくつか下着などの替えくらいは・・・と思ってしまったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月14日 23時17分53秒
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