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カテゴリ:読書
狸といっしょ
本宮榎南:著 あらすじ・・・・ 人の姿に変化(へんげ)出来る狸(いわゆる妖怪狸?)のコタは。 じいちゃから、やっとお許しをもらい。 人間の町に住む、イタチのキイチの所に遊びに来た。 しかし、帰り道で雨に降られてしまい。慌てたコタはポストに激突。 気を失ってしまう。 そのコタを拾ったのが、紫苑。 喋るコタを不思議にも思わず、紫苑はコタをペットとして飼い始める。 ゲーム会社の社長をしている紫苑の正体とは!? 感想・・・ お友達のブログで、この本の表紙を見た時。 か、可愛い!!これ、買うっ!!と叫んでしまいました(大笑) で・・・文庫と書いてあったのに。 もののふっなどと一緒にしてしまい(大笑)コミックだとばかり思いこみ。 コミックコーナーを探すこと数度・・ お目にかからないなぁ・・と思っていたら、文庫コーナーにありました 表紙しか目に入っていなかったのね(大笑) いや、ほら・・だって、この表紙可愛いじゃないですか(もの凄い言い訳(大笑)) さて・・お話の方も、本当に可愛いお話でした。 やる事は(゜゜)\バキッ☆ちゃんとやりますし・・お風呂場801も新婚さんもやっちゃうわけですから(おい) ちゃんとBLしているっちゃあ、しているんですが・・・ BLを読んだと言う感じがしない本なんですよね・・・ なんでだろう? どちらかと言うと、お伽噺を読んでいる感覚?? 狸が出てきて、イタチも居て。狐さんも出てきます。 普通に町で過ごしているんですもの(山の作物などが不作の時、町に住む物が仲間を救うと言う意味合いもあるみたいです) 人間界で、あんたらどれだけ普通に生活しているんだか? 主人公のコタが、変化(へんげ)したなら。 姿は17~18歳なのですが。 その言葉遣いは、幼子を見ている気分です 「狸らもん」 「ふにゃ」 「シャチョーって、紫苑でしょ?」 「たい焼き、ちょーだいっ!」 「大判焼きが食べたいよう・・・・・・」 丸い大きなお腹を抱えて、食い意地がはっていて。 お菓子や甘い物に眼が無くて。 でも、鈍感だけど。 自分に一番大事な物が何かは、本能で解っていて・・・ 洗濯をしたら、廊下などを引きずって。前より汚してしまうし(大笑)。 お掃除と言えば、紫苑の匂いがする物としない物を分けることで(大笑)自分のテリトリーを作ること。 コタにとっては、意味がある事かもしれないのですが。 人間目線と言うか、他者目線では・・お仕置きが必要なくらいのダメっぷり。 紫苑に愛されて、嫁になったはいいけれど。 後半、コタと紫苑を試練が襲います(大笑) 折角、新婚さん(大笑)になったのに。 紫苑が忙しくなり。 前には連れて行ってもらえた会社にも同行を許されなくなり。 紫苑不足で、グルグルしていた時。 紫苑の仕事=ゲーム開発で、生み出されたゲームが「狸と暮らそう!」 その派生品であるお菓子を知ったことで。 コタは、紫苑を疑ってしまう。 もう、ゲームが出来て大もうけ出来たのだから。 コタは要らないのではないか? 思い切って「狸がいればいいんでしょ? コタのこと、もういらないの?」 と尋ねたなら。 「狸は好きじゃない」と答えられる始末。 しかし。それでも、コタは紫苑が好き。 紫苑の匂いのするシャツを抱きしめるシーンでは、思わずうるるっっとします。 だって、お子様で。 大人の事情なんて、ちっとも解ろうとしないで。 でも、とにかく紫苑が好きで好きでたまらない!! そういう一途なコタの姿勢が、本当に可愛らしいんですもの。 そして。じいちゃや他の皆にも見守られて、晴れて祝言をあげるコタと紫苑。 結婚式に向かう花嫁行列は、まさにお伽噺の1シーンを見ているようです。 言動を見ていると、本当にショタと紙一重(大笑)の危うさですが。 物事を知らないと言うのも、狸で人の知識や常識に(大笑)疎かったから!と言う理由で。 まぁ・・しょうがないか、コタだもん(おい) となってしまう事請け合いです。 BLやドラマCDの世界は、ファンタジーだと思っていますが。 ここまで突き抜けた(大笑)ファンタジーだと。 逆に、そうよね~~そうなのよね~~と、ほわほわしてしまい。 頬がゆるんでしまうから、不思議です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月23日 21時26分15秒
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