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カテゴリ:理系
ついに「バイオガソリンが初出荷 27日から関東50カ所で販売」と言うニュースが出た。
去年、このブログでも取り上げたが、ついにバイオ燃料が実用化に向けた第一歩を歩み始めたのだ。 今回の「バイオガソリン」は、通常のガソリンに「ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)」を7%混合した物。 去年俺が書いたブログの内容は、ガソリンにエチルアルコールを直接混合した場合の利点と問題点を挙げたわけだが、このETBEを使用すると言う新しい技術を使う事によって、問題点のいくつかが解決されている。 ちなみに、ETBEとはエタノールとイソブチレンの反応により生成される酸素含有燃料だ。 通常のエタノールとの違いは、高オクタン価であり、水分との相分離がなく、供沸現象がないため蒸気圧が増加しないこと。 特にオクタン価が高いために、熱量変換効率の低さが改善され、燃費・価格の面でレギュラーガソリンに近い性能が得られると言う点は非常に大きな進歩だろう。 技術面とかの話ではなく、一般に普及するかどうかと言う面においての話しだが。 今回の出荷は東京、神奈川、埼玉、千葉4都県の50ヶ所の給油所のみだが、平成20年度に100ヶ所と順次拡大し、22年度には全国へ広げる計画だとか。 価格も当面はレギュラーガソリンと同じにすると言う事なので、宮城にバイオ燃料が来た暁には、すぐにでも体験してみようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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