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カテゴリ:生き物
一つ一つはブログネタにするほどの事ではないが、これだけ纏まってやってくるとネタになる。 まず、家を出た瞬間に鳴り響くセミ時雨。 日が高くなる前に、こんなにセミが鳴くのも珍しいなと思いながら自転車で駅へ向かった。 駅へ向かう途中、橋の上にセミの死骸。死骸。死骸・・・ 僅か20mほどの細長い歩道に5~6匹の死骸が転がっていた。1匹なら「あぁ可愛そうに」で済むが、これだけまとめて死んでると何か気持ち悪い。 間を縫うように走り、JR仙石線へ乗り込む。 お盆の期間と言う事だろう、いつもより空いている車内。珍しく座って仙台へ向かう事が出来た。 のんびり座っていると、向かい側の席の乗客たちが突然ウェーブを始める。 左端の客が身を乗り出したかと思うと、次はその隣の客、隣の客と右端まで。 ちょっとざわめく車内。 ざわめきが収まったかと思った2~3分後、今度は右端から左へ向けてウェーブ。 しかも今度は左端のサラリーマンが身を乗り出した体勢のまま固まっている。 何事かと思い、その富永一郎に良く似たサラリーマンの背もたれ部分を見ると、そこにアブラゼミが止まっていた。 どうやら、乗客のウェーブはこのアブラゼミを避ける為に行われていたらしい。 結局仙台に着いてもセミはその場所に止まりっぱなしだった。 福島に到着して県庁前を歩いていると、大きな杉の木が生えているのだが、ある1本の木だけにセミの抜け殻が大量にくっついている。 会社の先輩の説明によると、セミにも脱皮の名所みたいなのがあるらしく、こう言う抜け殻の大量にある場所って言うのは結構良くあるらしい。 でも1本の枝に10個以上の抜け殻がくっついている様は、ちょっと異常で気持ち悪かった。それの一部が上の写真。 そのまま抜け殻地帯を通り過ぎて県庁の入り口に差し掛かると、玄関先に何故かアブラゼミの翅だけが7~8枚散らばっている。 体はアリにでも食われたのだろうか? 良く見なければ枯葉と見間違うので特に問題にはなっていない様だが、気付いてしまった俺としてはやっぱりちょっと気持ち悪かった。 セミの数が多いからなのかもしれないが、これだけまとめてセミネタが来ると、やっぱりちょっと気持ち悪い一日だった。 本日のBGM:「探偵物語」薬師丸ひろ子 1983年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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