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テーマ:宇宙(907)
カテゴリ:理系
月が完全に隠れる皆既月蝕が8月28日、ほぼ全国で観測できるらしい。全国で見られる皆既月蝕としては約6年半ぶりだとか。
13日の天文イベント「ペルセウス座流星群」は、見よう見ようと思っていたのにすっかり忘れていて、見逃してしまった。 でもまぁ流星“群”とは言っても、素人が素人なりの装備で見ることが出来るのは多くても1時間に5~6個の流星。つまり10分に1個程度の流星しか見られないので、子供と一緒に夜中まで起きていても実は感動が薄い。 天文台などの観測結果を聞いて「1時間に数十個の流星」を期待していると、がっかりする事になるのだ。 その点、皆既月食は良い。 どんなに天文に興味が無い人が見ても「おおっ!」と言う感動を得る事が出来るし、日蝕と違って気をつけないと大変な事になると言うような事も無く安心して子供に見せられるし。 ちなみに大きなお世話だとは思うが、月蝕とは何か。 月は自分で発光している訳ではない。太陽の光を反射しているのだが、その光源の太陽と月の間に地球がはさまれて、月に地球の影が落ちる事がある。 その天体現象が月蝕。 つまり、地球の影のせいで月面が欠けて見えるようになる。一部だけ隠れるのが部分月蝕、ほぼ完全に隠れるのが皆既月蝕だ。 ちなみに皆既月食の日は、太陽・地球・月が一直線に並ぶため、必ず満月になる。 今回の月蝕は月の出前(日没前)の18時台に欠け始め、21時過ぎには終わるため、部分食の後半から皆既月蝕に至るまでを見ることが出来る。月が欠けたまま昇ってくる月蝕で「月出帯蝕」と呼ばれる。 月出帯蝕では、夕焼けと同じく波長が長い赤い光が月を照らすので、月は黒くならずに赤銅色に輝く。もう最高。失禁寸前の天文ショーだ。 望遠鏡があれば最高だが、双眼鏡とかでも普通に楽しめる天文ショーはなかなか無いので、ビールでも飲みながら子供と一緒に皆既月蝕を楽しもうと思う。 28日は東の空に注目だ。 本日のBGM:「OUTGROW~Ready butterfly~」BoA 2006年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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