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テーマ:今日のこと★☆(106287)
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バスに乗っているといろんな事がある。
今回はたまたま、すがすがしい乗客と最悪の乗客に連続で出会った。 まず1日目、良い乗客。 俺はバスに乗ると寝るのだけれど、普段は終点の1個前のバス停で、しかも殆どの人が降りる「福島駅東口」で目が覚める。 そこからゆっくり降りる準備をして、終点の「福島県庁前」で降りるのだが、その日はたまたま目が覚めなかった。 そのままだと運転手さんに迷惑をかけてしまう所だったが、近くの席に座っていた外人のおじいさんが起こしてくれたので難を逃れた。 トントンと肩をたたき「県庁。もうすぐ県庁だヨ」と流暢な日本語で起こされ、こちらがお礼を言うと「熟睡してたからネ。警察署過ぎても起きなかったら起こしてあげようと思ってタ」とにこやかに返された。 何か、昔の日本ってこんな感じだったんじゃないかな~と朝から良い気分になった。 外人のおじいさん、グッジョブ!と言うか、本当にありがとうございました。 で、2日目、悪い乗客。 朝のバスに50歳前後のサラリーマン(以下ジジリーマン)と、40歳くらいのその部下が乗り込んできた。 通路を挟んで左右の席に座り、当然のように大声で話をし始める。 話の内容はどうやらジジリーマンの「昔の仕事自慢」 缶ビールを開ける音も聞こえて、今から仕事に行く様子なのに何だこいつらと思ったが、ヘッドホンで音楽を聴き会話を閉め出した事で、なんとか無視することに成功した。 しかし、バスが動き出してから45分くらいすると、ジジリーマンが高速を走っているバスの中を運転手の方に移動していった。 運転手になにやら耳打ちするジジリーマン。 お前、そんな小さい声で会話できるんだったら、部下ともそのくらいの声で会話しろよな!とか思っていると、車内アナウンスで「お急ぎの所まことに申し訳ありません。只今体調不良のお客様がいらっしゃいますので、国見ICで停車いたします。」と放送。 国見ICにバスが停車すると、悠然とトイレへ歩いていくジジリーマン。 5分ほどするとまたトイレからゆっくりと歩いて帰ってきやがった。車内に戻るとにこやかな顔で「え~・・・ごほっ、ん゛っ、すいませんね。」と悪びれもせずもとの席へ。部下とにこやかに大声の会話を再開した。 お前絶対に体調不良じゃなくて、ビール飲んだせいでトイレに行きたくなっただけだろ! 結局、ジジリーマン達が福島駅で降りるまでビールと大声の会話は終わらなかった。 何か、会社の中や家の中で大事にされすぎて、自分の都合が最優先されない場所での行動指針を忘れちゃったんだな~と朝から嫌な気分になった。 日本人のジジリーマン、バッジョブ!と言うか、本当に一般常識を学んでくれ。 古きよき日本を外人のおじいさんに教えられ、権力を持った人間の浅ましさを日本人のじじいに見せられた。 俺が年寄りになったら、外人のおじいさんのように、他人を良い気分にさせることが出来るような人間になりたいと思った。 本日のBGM:「オタスケマンの歌(タイムボカンシリーズ)」山本正之&みずうみ 1980年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月25日 00時34分51秒
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