凍
今月の初め、5年間生活を共にして来た小鳥が天国へ旅立ちました。その日からしばらく、私の世界は凍りついていました。時間を止めたかったのかもしれません。また様々な思いをまとめられなかったということもあります。今もあの子は寿命だったのだという気持と、いや世話をもっとうまくしていたら、あの時ああしたら、もっとそばにいたら、、という後悔が交互に現れて回っています。そして何か圧倒的な力に有無も言わさず大切な存在を奪われてしまったような怒りも感じています。小さな小鳥さんのことに何でそんな、と思うかもしれません。会社の上司には、また同じ種類の小鳥の2号をみつけろよと言われました。自分と同じ人間がこの世に2人といるでしょうか?大切にする存在はきっと人それぞれで互いにわかりにくいものかもしれません。あの子は「家庭」を象徴する存在でした。外出していて帰ってくると大騒ぎして迎えてくれて、家に明かりを灯し続けてくれていました。何かで頭に来ている時も、その頭に飛んで来て髪の毛で遊びはじめたりされると、トゲトゲした気持が緩んでいきました。小さな身体からいつも力強く生きることの素晴らしさをを発し続けてくれていたと思います。本当にあの子に感謝です。あの子が残してくれたものは何だろうか?どんなふうに大切にしていけばいいだろうか?ゆっくり考えていきたいと思います。思い出だらけのこの家も月末には引っ越しです。どこへ引っ越そうともあの子と一緒ならそこが我が家だなんて思ってました。自分の中で今大きな節目を迎えているように感じています。--I love you more than life itselfCome to me there's no one else--私は命そのものよりあなたを愛している誰もいないときは私のそばにいらっしゃい(エイミー・ミンデル Mother of our Countryより)