2011年02月の記事一覧 | Ｙｕｍｅｎｏつづき

ハム新外国人ホフィーは本物なのか？！　Ｆ，ｓ

昨シーズンのハムは、ホームラン数ではパ・リーグ最下位　　(´ω｀。)グスンいや、昨年のみならず、ずーっと前から一発長打力に欠けているというのがチーム唯一の？弱点でも？！（って、他にもまだいっぱいあったような気もしますが、そういうのはこの際置いといて）今シーズンはそれを補うべく、打てる外国人選手を見つけて来てくれました。前シカゴ・カブス：マイカ・ホフパワー内野手（３０）　身長：１９２センチ体重：９７キロ左投左打ちょっと言いにくい名前なので、ホフィーっていうことにしましょうか　　(*｀д´)ｂＯＫ! パワーサク裂ホフパワー、対外試合４戦連発！2011/2/28　Sponichi An nex よりオープン戦日本ハム２―１楽天（2月27日名護）　日本ハムの新外国人ホフパワーのパワーがまたもサク裂した。２回に中堅右に場外本塁打を放ち、これで対外試合は４試合連発。「本当にシーズンが待ち切れない。あすにでも開幕してくれていい」と絶好調宣言だ。　テークバックを取らずにコンパクトなスイングを心掛けるが、ツボにくればパンチ力ある打撃を見せる。踏み込む右足の位置も始動時とほとんど変わらないように、軸がぶれないから変化球攻めにも対応できる。前を打つ５番の中田も好調で「彼は若いけど凄く将来が有望な選手。一緒にガンガン打っていきたい」とタッグでアーチを量産する。と、ここまではホフィーさんもいいこと尽くしでハムファンもニッコリというところなんですが、他にこんな記事も（汗）↓↓永井「意味ある」被弾…新外国人の弱点発見！2011/2/28　Sponichi An nex よりオープン戦楽天１―２日本ハム（2月27日名護）　結果だけ見れば喜べない。しかし、シーズンに向けて大きな収穫を得た２打席だった。星野楽天がオープン戦だからこそ試せた配球で、貴重なデータを手に入れた。　新戦力の能力を見極めるのは、チームにとって当然の仕事。対象が同一リーグ、さらに長打力を秘める主砲であれば、なおさらだ。先発の永井が２回１死から、新外国人のホフパワーに一発を許した。初球の外角直球がボールになってからの２球目だった。首脳陣が外角へシュートを投じるように指示したもので、それが甘く入って痛打されたが、星野監督は「本塁打は打たれてはいけないけど意味がある」と大きくうなずいた。　２打席目は一転して内角を厳しく突いた。フルカウントからフォークボールが外れて四球となったが、６球中５球が内角直球。てこずる様子を見せたホフパワーを見て、指揮官は「あそこのコースは、そう対応するのかとか、試してくれと言ったんだ」と説明。永井も「内角と外角の対応を見ることができた。腕が伸びるゾーンへの半速球は強いので、内角をうまく使っていかないとですね。攻め方は何となくイメージできました」と収穫を口にした。　対外試合４戦連発した要注意人物の生のデータを手に入れた。オープン戦の被弾は、必ずシーズンに生きる:＋:－・:＋:－・:＋:－・:＋:－・:＋:－・:＋:－・:＋:－・:＋:－・:＋要するに、ホフィーには打たれたのではない打たせたのだと。永井曰く「腕が伸びるゾーンは強いが、内角を突けば打たれないと思う」とのことのようで、今後さらにデータを積み重ねて各球団ともこの辺を攻め方の糸口にしていくのではないでしょうか。思えば昨シーズンは、頼りにしていたスレッジさんに横浜に行かれちゃいまいたからね。ここでスレちゃんが居てくれたら、という場面が何度もありましたけど代わりになる選手は出てきてくれませんでした。若手育成と底上げをテーマを掲げて臨んだシーズンでしたが（裏ではカネがないという球団事情もあってのことなのでしょうがありませんけど？）ファンとしても不完全燃焼な１年でもありました。シーズンに入ったら絶対に打たせない！ということなんでしょうが、打撃力急成長の中田がいかに頑張ったとしてもそこで勝負を避けられたらお終いです。次に続くバッターが出てこないことには線になりませんから。田中、金子、稲葉、小谷野、糸井という主力メンバーに加えて中田、ホフィーと続いてくれたら打撃力アップ、さらに得点力もアップすることは間違いありません。オープン戦までは調子が良かったんだけどシーズンに入ったらさっぱり？！　といった新外国人選手はこれまでにもいっぱいいましたが、それでも打てないよりかはいいんかなと。まあ、シーズンに入ってからのガッカリ感は倍増してしまいますけどね。そういえばボッツさんは今頃どうしてるんでしょうか？って、嫌なことを思い出しちゃいましたけど、もし打てなくても、ガッカリさせられちゃっても、贔屓の引き倒しだけは止めましょうね。いくらゲームに熱くなってしまっても選手を苛めるよな替え歌だなんて酷いです。彼らは生活習慣も慣れないような異国の地に来て精一杯やってるんですから。まあ、たまたま結果が出なかったということにしときましょうか。ということで、今日これから札Ｄでのオープン戦が行われるわけですがホフィーさんに栄光あれ！！と、エールを送っときます。　キミが今シーズンのハムの命運を握っているんだと（ちと大げさか？）。Ｆ，ｓＬＯＶＥ！↑↑よろしければクリックを　(*^-^)／＼(^-^*)ﾅｶﾏ!

斎藤佑樹は、早く打たれちゃったほうがいい　　Ｆ，ｓ

ハムファンにとって、斎藤佑樹の入団は歓迎の一語に尽きると思うのですが、ドラフト後の彼の周囲を見るとちょっと騒ぎ過ぎじゃないですかね？ドラフト前から当ブログでハムフロントには彼を指名してもらいたいと直訴してきた私でも、それはあくまでも将来はエースになってチームを引っ張っていって欲しいから。地元出身の投手としてパ、それもハムに入団してもらって群馬を、そして太田市を（細かく言うと新田町なんですが）全国に向かってアピールしてもらいたいからという思いからで、すぐに活躍してくれるなんてとてもとても。ましてやローテ入りだなんて考えてもいませんでした。（でも、ちっとは…）第一、今でもそれほど実力があるとは思えないんですが、どうなんでしょうか。（これもちっとはあるかと ← どっちなんだ！）2011/2/23 　夕刊フジよりハムいよいよ現実問題直面　佑は先発も登板機会が作れない　日本ハムの先発争いはダルビッシュ、武田勝、ケッペルの３本柱に加え、ウルフが４番手として決定。この日、候補だった糸数、吉川が２軍行きとなったため、斎藤は先発ローテ入りに一歩前進した。　しかし、依然として２００６年の新人王・八木、高卒２年目の中村勝ら有力候補との先発争いは熾烈。普通なら予断を許さない…はずだが、空前の人気を誇る斎藤のこと。若干の下駄を履かせることになる。　ただ、問題は腹痛の影響もあり、オープン戦で斎藤を先発させるスケジュールがなかなか組めなくなってしまったこと。次回登板の２６日ロッテ戦でも中継ぎ登板となる。いかに人気投手といえども、実際は先発の最終枠を争う１新人投手にすぎず、主戦先発投手のオープン戦登板日程をずらしてまで投げさせるわけにはいかないからだ。（一部抜粋にて）一方、別な報道もありまして…2011/2/24　Sponichi Annex より斎藤　登板予定確定　初先発は横浜戦日本ハムの斎藤佑樹投手の登板予定は、２６日のロッテ戦後以降のスケジュールも確定している。　札幌ドームで３月２日のヤクルト戦、同６日の巨人戦を中継ぎとして中３日で登板し、体調面に問題が出なければ、中６日で同１３日の横浜戦で先発デビューとなる青写真が描かれている。　「今は先発でも中継ぎでも打者と対戦して経験を積めればいい」と斎藤。あくまでも目標は開幕１軍。そしてローテーション入り。今キャンプ最後の休日となったこの日は宿舎で静養に努めたが、その目には静かな闘志が宿っていた。:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:と、後記事のほうが信憑性が高いように思われます。いずれにしましてもハムファンとしては斎藤佑樹投手のピッチングも気になりますが、それ以上にチーム自体がどうなっているのか心配ですね。しかし、そんな情報はあまり見かけません。昨今の斉藤フィーバーのおかげでちょっと霞んでしまっているような気もします。確かに、ちょりさんが横浜に行っちゃったというのは痛いですね。「梨田監督、２番バッターは誰にするのか？」といったくらいでしょうかマスコミからの気になるハム情報は？　いや、まだいっぱいあったと思うんだけど忘れちゃった…。とにかく、今シーズンのハムはどうなっているんだか？期待していいんだかどうなんだか？　今年もまたスカされてしまうのか？！とか。大いに気を揉めるところでもあります。なので早く登板してもらって、このざわついた空気を沈殿させてもらいたかったんですが、腹が痛いとか何とか言ってくれて唖然としちゃいましたよ。やっぱり彼も人の子なんだなと…。ていうか、ドラフト以降は彼がたった一人でプロ野球人気を背負ってきたと言っても過言ではないでしょう。ファンとしても早くその重たい荷物を肩から降ろしてあげたいと思うのですが、これほどＦ，ｓの名前をを日本国中に広めた選手は古今東西いませんよね。しかも入団前から、まだ何も仕事をしてないというのに（投げてないという意味で）。もう、記録的ですよ。昔、後楽園球場時代にハムに木田勇投手が入団したときも結構騒がれましたが、ていうか入団拒否とかで一悶着あったわけなんですが（滝汗）。でも彼は入団してからは頑張りましたからね。１年目にいっきなり２２勝ですもん。残念ながらチームを優勝に導くというところまではいきませんでしたが、新人賞とか他にも獲得した賞がいっぱい。パが人気でもかなりセに引き離されていた時期だっただけに年に数回くらいハムの記事がスポーツ紙の一面で見られたのは嬉しかったです。当時のマスコミのハムの扱いはそんなものでした。北海道に移転してからファンになった方は信じられないでしょうけど本当です。木田さん以外に１面なんか見たことありませんでしたから。よーしハムもこれっからだ！と大いに期待したんですけどね。２年目からは彼随分と大人しくなっちゃいました。遠い昔の話ですけどね。逆にプライベート問題で報道陣から追い掛け回されることもなくマイペースで調整を仕上げられたダルさんやそれから中田らはこれ幸いというところでしたね。去年の自主トレで奇抜なヘアーや軽口発言でマスコミから重宝がられた中田などもあの張本氏（←東映フライヤーズからのファン！巨人に行っちゃったときは悲しかった…）から、今年は最も期待できる選手とその成長ぶりに目を細めていたようですからよかったですよ。大先輩にもようやく褒めてもらえたんだなと。さらに他の選手やルーキーたちもマスコミからのおこぼれの視線？を浴びるわけで見られるということはいいことですよね。張り切って練習出来ます。ひょっとして斉藤を抜き去るルーキーも？！（出て欲しいなぁ）そうなるとまた楽しみが増えますねっ。ということで、日本中のプロ野球ファンの視線を一身に集めてきた斎藤佑樹投手なんですが、とりあえず、打たれちゃいましょうよ。打たれて学ぶこともある。多々あるはずです！いや、打たれなきゃ　成長も始まんないんじゃないでしょうか。だからね…。でも、あんまり打たれちゃダメ、ヽ｀(~д~*)、ヽ｀夢が消えちゃうからどっちなんだ、ってかい？！とりあえず、ちょびっと打たれてマスコミの過熱気味の報道がしばらく沈下してくれることを祈りたいですよね。てか、チームの仕上がりのほうが気になるんですが（汗）。----------------------------さて、今日は特別大サービス！斎藤佑樹投手に元気が出るよう地元太田名物の「焼まんじゅう」を送ります ♪♪さあ、みなさんも一緒に召しあがれ～　って、写真でねっ！（笑）何か、ビニール袋がちょっと邪魔だったみたいですが。撮った後から気が付いて（汗）。でも、めっちゃうまいんだな　これが　　(*'-'*)ｴﾍﾍＦ，ｓＬＯＶＥ！↑↑よろしければクリックを　(*^-^)／＼(^-^*)ﾅｶﾏ!

移りゆく季節の中で　　～第４章　回想

父が生きてる時は畑仕事はすべて父がやってました。私は、繁忙期にだけ米や野菜の出荷運搬の手伝いをするくらいで、ほとんど本人任せ。もっと助けてあげればよかったのかなと今になっては思うのですが何しろ休日は週１度だけというしがない町工場の安リーマンだったもので週末になると精神も肉体もへとへとで手を差し伸べるだけの余裕というものが生じて来ませんでした。益してやこれから家業をどうしていくのかなんてこと考えたくないわけで、週末になると逃げ込むようにパチ店へというのがここ１０年くらい？いやもっと続いていたような。恥ずかしいですダメですねこんなんじゃ。しかし、父は野菜作りが生きがいのような人でしたからそれでもよかったのかなと。昔は左官工でしたが引退後は家業の農業に専念。母とともに田や畑を耕し、自給自足の他にＪＡにも生産物を出荷して僅かではありますが年金に加えて生活費の足しにしていたようです。また結構気ぃ使いしぃな人でした。養子という微妙な立場がそういうふうにさせてしまったのかもしれませんが結構我慢強いほうで腹に溜めておくタイプ。そしてそのストレスは飲んでしゃべって解消させるという、家族にとってはちょっと迷惑な。たまたま傍にいて聞き手にさせられる私らには飲むと煩くてやっかいもので、さんざ言いたいことをくっちゃべったあとは、オラもう知らねえとばかりに茶の間でごろんと横になって高イビキで寝ちゃうわけですから困ったもんです。子供の頃は、こうゆう大人にだけは絶対になりたくないと。しかし不思議なもので、何年もの月日が経ちあの時の父と同じような年になってみるとまるで彼をコピーしたような？自分が同じような人間になってしまったようにも。まあ、親子なので似るのも当然なのでしょうが、きっとどこの家庭でも五十歩百歩ではないかと。日本の父親像なんてこんなもんでしょ。　いや、ウチだけ？？（笑）。その父が他界してもう６年の月日が経ちました。実は、この畑は先祖代々から受け継いだものではありませんでちょうど祖父の時代に買ったものらしいです。ちょっと因縁めいているんですが、何でも当時の地主が借金返済のために所有している家と土地を処分したいとのことで、仲介人を通してなのかそれとも直接なのかは分かりませんが、それを祖父が買い取ったとのこと。いや、無理やり押し付けられたいう話も。すでに祖父は２０年前に他界しているのでよく分かりませんで真相は闇の中なんですが、義理人情に厚くちょっとお人好しで頑固で涙もろい祖父のエピソードとして面白可笑しく話に尾鰭が付けられたのではないかと思われます。ちなみに祖父は競馬のジョッキーをやっていました。世間的には家業の農業を営んでいたように思われてましたが、その実態はほとんど祖母と家族に任せっきりで自分は地方遠征に出かけて家を留守にすることがほとんどだったようです。ただ競馬といっても現在のものではありません。当時は政府の農業奨励のための一環として農耕馬での競争をさせていたらしいです。自分が馬のオーナーでジョッキーでもあるという持ち込み方式といいますか、愛馬を引き連れて各地を回っていたようで私が子供の頃には家に優勝メダルや記念写真がいっぱいありました。今はどこにいってしまったのか分かりませんが、ただ石碑だけはしっかり残されています。記念碑というか墓石なんだと思いますが、どうも自分の手で建てたらしいです。庭いじりとか庭石とかが好きな人でしたからお手の物だったのではないかと。高さ２ｍくらいはあるでしょうか。立派な石碑に亡くなった愛馬を祀っています。如何にも道楽者のような人で、家業をほったらかしてそんなことばっかり一生懸命な人だったので家族は大変だったようです。まだ庭の片隅にそのままにして建っているんですが、これを見ると明治大正当時の我が家の匂いが漂っているような気がするんですが。貧乏だったけれど家族には絆というものがあったという。その時代にいなかったのに不思議なものです。家に記念碑があるっていいです私も一っ跳びに子供の頃に戻ったりして。そんなおじいさんは私をとても可愛がってくれました。２０年ほど前に他界しましたが勝負師魂という男のロマンを持っていた人で、一生それを貫き通したという素敵な人生。いや、そういうことが許されるようないい時代を生きてきたということで家族には迷惑だったことも多々あったようですが私にはとても優しい人でした。この土地の元の地主は大工さんだったらしいです。家屋を解体し更地にしてから譲り渡したようですがそれを祖父と家族で苦労して開墾し畑として耕作が出来るようにしたとのこと。しかし宅地だったせいか今でも小石が多く混じっていて畑作にはあまり適していませんで父の死後は母が知り合いの農家の方に頼み込んで耕作してもらっていましたが、やはりやりにくいとこぼしていたようです。さらに拙いことには周りを宅地が囲んでいるために風通しが悪く野菜作りには不向きとのことで年に２回ほどの耕作にとどまっていたらしいです。道理でいつも草ぼうぼうでした。畑の周囲には草が生えてきて、しかもひょろ長いやつが何本も。ここを車で通る裏のお宅の人には、こすれてボディに傷が付くと迷惑を掛けていたようなんですが知りませんでした。後で妹から言われました「裏のお宅の人が自分で刈り取っていたのを見ちゃったから何とかしてあげたほうがいいよ」と。すぐに畑まで行って確かめましたが確かに通りに面したところに生えているひろ長いやつは邪魔に見えました。そして何本かは根元付近から切られていて、これを見たときはちょっとショックでした。ごめんなさい… 随分と迷惑をかけちゃったんだなと。すぐに何とかしなければならないと、その週末には周囲の長く伸びた草だけでも引っこ抜くことにしました。　何十本あったでしょうか？　いや、百本も？？夏の終わりの頃でしたが、やぶ蚊に食われたり暑かったりと大変な作業でした。しかし、まだまだこれは序の口で問題は畑の中に伸びている雑草たちです。これらを全部刈り取らねばならないわけですが私が勝手にやっていいものかと。それにはここを任せてある人にあらかじめ承認を取らねばなりません。一体どんな取り決めをしたのやらちょっと不安でもありました。で、無駄とは思いつつも母に聞いたところ、やはり！？何しろちょびっとアルツちゃんなので何年も前の頼みごとなど分かりはずもなく、さて、どうしたものかと思案すること１週間ほど。こちらからのお願いでやってもらってたことなんですが、どう切り出したらよいものか。大体が、書面で契約しているのか、それから何年という約束なのかもさっぱり？で。思い切って次の週末にその方を訪ねて行きました。で、事情を話して私が雑草を刈り取るからと伝えたところ、そのおじいさんの答えは意外にもあっさりで「ああ、いいよ！」と言われ、思わずほっと肩の荷が降りたような。ていうか「オレが今度トラクターでかき回してやるよ」とまで言ってくれたんですがこれから野菜作りでもするわけでもないので丁重にお断りをしておきました。それからこの件は単なる口約束だったようで、何年という区切りもなく暇をみて耕作しておいて欲しいというお願いだったようです。もちろん、すぐに明け渡しＯＫということで。ていうか「あそこの土地はいい野菜が作りにくいんねえ」という苦情もいただきましたが、それはしゃーないっすよ元々宅地だったんすから（苦笑）。ともかく一件落着ヨカタヨカタ。ということでここから雑草の殲滅にかかったわけです。来る日も来る日も汗みどろになって…というわけではありませんでテキトウにパチで息抜きをしていましたけど。耕運機を盗まれてしまったのでしょうがありません。こんの草ヤローども！二度と生えて来んな！！とかほざきながら削ってましたが正直あの生命力にはお手上げです。羨ましいほどの逞しさでぶたれても叩かれても、抜かれても生えてくるんですから堪ったもんじゃありません。そういえば以前に町内の長老がこんなことを言ってました「百姓はさあ、雑草との戦いなんだよな。それも終わりなき戦い。だから腰が痛えだの足がだりいだのって言ってちゃ駄目なんだよ奴らに舐められるで！（だけんど痛えんだよな…）」と。まったくその通りでした。さて、そこから１２月に入ったところでちょっとした動きがありました。それは次章に…。↓↓よろしかったらクリックお願いします…。にほんブログ村

移りゆく季節の中で　　～第３章　駐在

９月とはいえ、まだ夏真っ盛りと言ってもいいほどのうだるような暑さが毎日のように続きました。２０１０年夏とにかく暑かったです。ただ外に居るだけでも暑いというのに、そこで農作業だなんて無茶も甚だしいです。いつも冷房の効いた室内での仕事をしている自分にとってまるで別世界。おまけに草刈り機はほとんど役に立たないということが分かりました。なのですべてが手作業です。草刈り機は単に草を刈る機械でありそれで畑一面の雑草らを刈り取れたとしても肝心の根っこはそのまんまなわけでほっとけばまた後から出てくるというのは想像に易いわけですが、そんなことまで気づかなかったという愚かな話で。いや、無理もありません。これまでほとんどこういうことはマイダッドに任せっきりでしたから。亡きその後は遺品とも言えるあの盗まれた耕運機で楽々済ませてきたわけで、こういうことは機械でやることが当たり前なんだと。まさか手作業で草っ削りをやるだなんて想像すら出来ませんでした。それは仕事を終えてアフター５からの２，３時間。休日には午前中の涼しい時間帯。そして４時過ぎからの日の陰った頃の２，３時間と週に１，２度でしたが、暇を見つけては雑草殲滅に励んでいきました。そしてうらめしいかな草刈り機のやつは一度もエンジンを掛けることなく家の廊下にぽつんと。燃料を含めて２万円ほどでしたが無駄な出費となってしまいました。とにかく炎天下でなくても、日が陰ったとしても地面はしばらく暑いまんまですからこの時期の農作業、いや手作業というのは慣れない者にとっては酷です。何年間も禁煙禁酒で過ごしてきましたが、さすがに草っ削りのあとは喉が乾いてきて缶ビールを口にすることも２，３度。いや５，６度くらいはあったかなと。でも、これくらいはいいでしょ。勘弁してください。しかし遅々として進みません。人がやる気になると雨が降ったり、やる気がない日にちょうどいい空模様になったりとうまく条件が噛み合いませんで、さらにはどちらもいい時は今度はパチ屋のほうからナイスイベのお誘いがあったりして困ったような嬉しいような。実はこれが一番多かったような気もするんですが。いや、他にもいろいろ思うところがありまして若いころには体ごとぶつかっていけたものがトシを取ると気力も体力も衰えてきてモチベーション維持するのも大変です。頭の中はいつもどんよりしていて軽いうつ病なんかなとも思うんですがこんなときは気晴らしにパチでもやんなきゃやってられません。でも、ちょっと通い過ぎかもしれませんが、弱いんですねきっと。思えばずーっとそういう人生だったような気がします。ダメなやつだなとつくづく。やがてカレンダーは９月から１０月へ。相変わらずの毎日を過ごしてきましたが、ちょっとした異変がありました。どうやらマムの耳に入ってしまったようなんです。耕運機が盗まれたという。いつかはそういう日が来ると思ってはいましたが、しかし誰が教えたんでしょうか。８０歳も過ぎて足腰も悪く自分一人で家から出ることもないので耕運機も見ることもないし、近隣の人と会うこともないので分かったのが不思議です。朝になってマムから「耕運機がなくなっちゃったんかい？」と聞かれました。咄嗟に「いや、どうなっちゃったんか分かんないんだよ」とあやふやな返答をしてしまいましたが、そうなるとちょっと拙いことになるかなと心配で。真相はその日の夜に分かりました。仕事から帰宅するとマイシスターから電話があり、先日マムの通院介護の際に世間話からつい口がすべってその件を口にしてしまったという謝罪がありました。うかつで申し訳なかったと。しかし、そうなると話は勝手に動いていってしまいます。やはり誰にも言わなければよかったのかなと思いましたが、いずれは分かることなのでしょうがありません。翌日、早速マムが農機具店に電話して貴店から買った耕運機が盗まれてしまったと話します。　そして拙いことに？店とは古くからの付き合いで、しかも店主は町内の防犯担当員までやっていて、その立場から話はすぐに駐在へ通報され昼前には事情聴取に訪れるというところまで。しかし、問題はここから。店主の調査により耕運機の型名までは分かりましたが肝心なのはその先です。一体いつ？　どのように消えてしまったのか？いつもどんな形で、どこに保管されていたものなのか？って、分かるわけがないですよ。ほとんど家の中から出ませんし触ったことすらありませんからプチアルツちゃんは駐在の質問にもしどろもどろ。いやテキトウな受け答えしか出来なかったようですが、たまたま居合わせたマイシスターが仲に入って事なきを得たようで、それだけが不幸中の幸いでした。結局、その場は盗難届を出すかどうかという件については私の預かりということにしてもらい、駐在には聴取だけでとりあえず引き上げてもらったらしいです。だから言ったこっちゃない。居合わせたわけではありませんが、後から聞いても冷や汗ものでした。もちろん盗難届は出さないということに変わりはなく耕運機の分は私が頑張るから、ということにしてマムを説得しておきました。分かったのか分からないのか、その後本人の口からはあまりこの件の話が出ることはありませんでしたが、きっと忘れてしまったのでしょう。しょうがありませんそういう人なので責めるにも責められませんから。しかし、参りました。ようやく心の片隅にきちんと畳んでしまっておいたあの嫌な盗難事件もやがては風化して記憶の底からきれいに消え去ってくれるものと考えていたんですが、それを引っ張り出されてぐちゃぐちゃにされてしまったような気持ちでした。いや、そういう臭いものには蓋をしろといった事なかれ主義の自分にも非があるとは思うんですが、もっと強い気持ちで立ち向かっていかねばならないと。いかんせんそういう性格なので。じーっとして受け入れるよりほかはないんですが、またちょっと傷ついてしまいました。やがて季節は秋から冬へと…。↓↓よろしかったらクリックお願いします…。にほんブログ村