|
テーマ:ガンの後の日常(82)
カテゴリ:病院のいろいろ
昨日は癌研有明病院へ行きました(電車でドラえもんの文法の本を読みながら)。
前に書いた横浜市大付属病院で告知を受けた後、転院した先が、大塚にあった癌研病院でした。そこを私が退院した少し後に、癌研病院は新しい建物に移転しました。それが、癌研有明病院です。 今は、定期チェックのために通っています。臨海地区の、国際展示場のすぐそばにあります。きれいで近代的な病院です。 受付の機械にカードを読ませると、PHS受信機が出てきます。自分の順番になったら、バイブと着信音で知らせてくれます。病院のどこに居ても分かるので、トイレや売店に行っていても大丈夫だし、「癌」という、プライバシー的に気をつかうことの多い病気で受診している患者について、公衆の中で名前を連呼される、ということもありません。 病院としての設備も最新鋭です。カルテやCTなどの画像診断データは全部電子化されていて、現像はせずに先生は画面上で診断されます。いろんな科を受診しても、予約内容は一元管理で全部一緒に印刷して渡されます。 私が入院していたのは、大塚の古い癌研でした。先生方の腕は超一流でしたが、狭かったし、今ほどの近代的な設備ではありませんでした。 でも、古い癌研で入院時代を終えて良かったです。癌研有明病院になってから、大部屋(4人部屋)でもベッド代差額がかかるようになったからです。古い癌研の時代には、大部屋(6人部屋)はベッド代がかかりませんでした。これは大変に助かりました。有明病院も、年月が経って古くなっていくにつれて、ベッド代は安くなっていくそうですが。 横浜市大付属病院に入院していた頃も、大部屋(4人部屋)は差額ベッド代はかかりませんでした。でも、市大病院は癌専門の病院ではありません。当然、大部屋は癌の患者さんばかりとは限りません。ベッドの回りのカーテンを開けて、気楽にお話することができない場合も多々ありました。 癌研では、全員が癌ということはもともと分かっていますから、大部屋で同室の方々と色々と話し合い、励ましあい、助け合うことができました。言い尽くせないくらい多くのことを古い癌研の大部屋で学びました。 前に書いたように、古い癌研での私の主治医チームは、大先生はじめ4人もが、別の病院に移ってしまわれました。残っていたもう1人の先生も、3月末で移動されました。昨日お会いしたのは、引継ぎをされた初対面の先生です。今までの治療データが全部残っているし、癌研と縁を切ってしまう勇気もありません。2ヶ月後の予約を取りました。 暫くは、有明と、旧主治医の移動先の病院と、両方に通うことになりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|