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テーマ:ガンの後の日常(82)
カテゴリ:病院のいろいろ
昨日は、国際医療福祉大学三田病院に行きました。
手術をして下さった癌研病院での主治医チームが、ごっそり移籍された先の病院です。4月17日の日記に書いたように、とうとう癌研の方には知った先生が一人もおられなくなったので、三田病院にも通いはじめました。 昨日で三回目の三田病院で、だんだん様子が分かってきました。 三田病院のパンフレットをみつけて読みました。内科、外科はじめ、たくさんの科がありますが、元主治医らの頭頸部腫瘍センターは、癌研の先生方が移られた時に新設されたものです。医療福祉を専門とする当大学の特色を活かし(中略)術後リハビリを強化し、早期社旗復帰を目指します、とあります。ん~、癌研時代でのリハビリは、やってくれましたが、十分とは言えなかったかもしれません。 頭頸部腫瘍センターの待合室には、お世話になりたい名医一覧、みたいな本がありました。付箋が貼ってあって、三田病院に移られた大先生が頭頸部ガンの名医として載っていました。手術数では国内トップ級で患部の再建術にも力を入れている、癌研時代に実現できなかった、真のチーム医療を実現するために、三田病院に移った、とありました。 今更ですがやっぱり、横浜市大病院からわざわざ転院して癌研でこの先生のチームに手術していただいたのは、当時としてはベストな選択だったんだな、と思いました。そして、その先生は癌研でよりもさらによい治療を実現するために、この三田病院に移られたのです。 それならば、私も三田病院で見ていただくように、メインの病院を移してもいいかもしれません。 もしももしも、万が一、転移・再発と言うことになったら、一般病院の中に頭頸部ガン治療だけがあるのだったら、意味がないな、と思っていました。転移先は頭頸部とは限りませんから。病院内を歩いただけでは分からなかったのですが、病院パンフレットを見ると、他にも乳腺センター、消化器センター、呼吸器センターが新設されていて、それぞれ乳ガン、消化器ガン、肺ガンを治療しています。将来的にはがん治療の拠点となる病院を目指しているそうです。 癌研で治療を受けていた時も、QOLを重視する、ということは言われていました。治療も、そうして頂いたのだと思いますが、どうしても、先生方は手術にしか興味が無い、という風に思えました。手術のし方としてQOLを重視して下さった。診察を受けても、傷跡のきれいさには注目してくれても、私が日々感じている術後のQOLには興味がなさそうでした。 昨日の診察も、2分でした。今までの、忙しさを全面に出した元主治医の診察が思い出されて、QOLに関することを愚痴のように言い出す気持ちになれませんでした。ともかく、再発はしていない、という確認だけは、できました。ま~、それだけで十分めでたいのですが。先生の手術の出番はないですよー、って、僻んで思ってしまう癖がついています。 先生も移って新しい道を開拓されようとしているのだから、患者の私も変わらねばいけません。今度はもっと素直になってみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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