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テーマ:ガンの後の日常(82)
カテゴリ:後遺症、食べることなど
最近、中学受験生の娘のことばっかりが気になって、どうも、いけません。
娘は娘でやっているんだから、私は自分のことをしっかりとしなくちゃ。今日は久しぶりに後遺症のことを記録しておきます。 三田病院で新しい義顎を作って頂いて、漸く日常的に使えるようになってきました。上あごの癌が結構深かったのですが、放射線治療のおかげで頬骨は残ったので、プロテーゼというほどのものではなく、口の上側半分にすっぽりと入れる、入れ歯のでっかいものです。 最初は入れた時に痛くて、2日も続けては入れられませんでしたが、2回ほど調整して頂いて大丈夫になりました。古い義顎の時よりも、噛む時にかかる力が分散されて、支えている金具が当る歯の負担が小さくなった感じです。あと、頬骨も噛む力を支えている感じ。使っているうちに当る部分の皮膚(粘膜?)がタコのように固くなって、しっかり支えられるようになっていくそうです。 最近は、この義顎を入れた状態での発音のリハビリを始めています。三田病院では話すことのリハビリをやってくれます。癌研病院でも、横浜市立大学医学部付属病院でも、これはありませんでした。三田病院に通い始めて良かった! まず、話す能力のチェックがありました。その結果、切除した側ではない方の軟口蓋の動きが悪い、という事が分りました。 口の奥の方は鼻とつながっていて、正常ならば特定の音を発音する時にはそこが閉じるそうです。私は切除した側は軟口蓋がそもそもないので、義顎で閉じてしまっています。が、切除していない方まで動かなくなっていて、息が鼻へ漏れているそうです。それで、発音が明瞭にできないのです。 切除していない方なのだから、これは、リハビリで改善できるかも!とのこと。 で、娘の夏期講習初日、三田病院へ行った私には、宿題が出ました。コップに入れた水を、ストローでぶくぶと、吹きます。私はこれが、殆どできません。 ジュースもアイスコーヒーも、ストローでは飲めません。吸い込めないので。いつも鼻と口がスースーに通じてしまっているためです。 話す時には逆に、口から鼻への道を塞いだ上で息を口から出さないといけないわけです。この練習に、ストローぶくぶくをやることになりました。 やると、す~~、と、鼻から空気が出てしまいましたが、勢い良く頑張れば、ぶくっ、と1つか2つの泡を出すことができました。少~しずつ、泡が増えてきています。 先日は、電話で、また、自分の名前が相手の人に聞き取ってもらえませんでした。電話だとひときわ聞き取りにくいようです。でも、改善の余地あり! ぶくぶくをがんばらなくちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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