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テーマ:ガンの後の日常(82)
カテゴリ:癌との付き合い方あれこれ
なにやら健康保険の制度が変わって、リハビリ期間に限度ができた、とニュースで言っていたのは覚えていました。何と私にも関係ある話でした。
今はリハビリ期間は最高半年までだそうです。私の場合「構音障害」という名前でリハビリを受けています。 その診断名がついた時点から、半年、とのこと。 半年で回復する分以上には、病院に通っても大差は生じない、という考え方らしいです。医療費削減の厳しい実施です。 でも、半年で十分に回復する方ばかりとは限りませんし、半年で達した程度以上には回復しないというわけでもありません。一般には、それ以上のリハビリは、健康保険ではなく介護保険が受け皿になるそうです。高齢の方用のデイサービスとかでしょうかね。 ということで、私もこの12月まででリミットが来るそうな。でも私の場合は後に書くように結局延びます。ご心配なく。一応状況説明として書きますと、介護保険の恩恵を受けられるような段階には達していないのです。年齢的に。 年が達していなくても日常生活ができないような障害があるなら、介護保険の範囲内になるらしいですが、私の場合、日常生活は自立していて、この点でも範囲内じゃないらしいです。 というわけで、高齢じゃないガン経験者が手術などの後遺症のリハビリを受けようと思ったら、半年以上の分は受け皿がないのです。一般に。 でも、私のしゃべりは以前より大分聞きやすくなっているらしいですが、まだまだです。プロテーゼ(あごまであるでっかい入れ歯)も、調節の途中なのです。 それで、歯科の先生から、プロテーゼを作っているからその調節のために構音の状況を調べるという名目で、リハビリ依頼をして頂くことで、続けられることになりました。 実は歯科の方でも、摂食障害という名目で時々リハビリが入っているそうです。これは色々な種類の歯ブラシを使ったりして、動かないほっぺたの内側などの歯みがきの指導です。これと、構音障害のリハビリが重なると、また、いけないらしいのです。 厳しい監査が入るそうです。リハビリは全部で月に最大4回までに限られるそうです。医療費削減。 というわけで、歯科の方と重ならない限度内でやって頂くということになりました。ま、歯磨きの仕方はだいたい覚えましたからOK。 ただ、私はプロテーゼ作りという理由で続けられますが、そういうものがみつけられない若いガン経験者は、リハビリは必要でも切られてしまうらしい。健康保険のリハビリが半年になったという制度と、介護保険制度の間の、けっこう深刻な欠陥じゃないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.20 22:12:04
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