大会へ出られているスイマーさんならもうご存知と思いますが、大会に出るためには、FINA承認マーク付きの競泳水着へと移行していきます。
これは、2010年12月8日に日本水泳連盟で発表しています。
●国内競技会での競泳水着の取扱いについて
(2010/12/8掲載)
2011年4月1日より
『日本水泳連盟ならびに加盟団体が主催する競技会(公式競技会)と公認された競技会(公認競技会)において着用する水着は下記の通りとする。』
(1)FINA(国際水泳連盟)の公認した水着を着用する事。
(2)重ね着は、禁止する。着用できる水着は一枚のみとする。
(3)水着あるいは身体へのテーピングは禁止する。
(4)水着への二次加工は禁止する。
(5)水着に記載する所属表示は20cm2以内とする。 以上
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元々、2007年~2009年頃まで起こっていた水着問題によりFINAが新ルールを決めたことが国内でも全て適用になるということですね。
マスターズ大会については、
こちらで確認できます。
ただ、世界記録や日本記録に該当しない選手は、以下の通りFINAマークが付いていなくても使えるようです。
2011年4月1日より
・形状は FINA承認のものに限る。(ロングスパッツ禁止)
・素材は小さなパネルは使用可。
以上に該当していれば、FINA 承認マークはなくてもよい。 |
以上、2011年は競泳水着の最低知っておくことを簡単にまとめました。
ところで、皆さんは、FINA(国際水泳連盟)が競技用水着を承認するまでの流れってご存知でしょうか。
最近、分かったことがありましたので、ちょっとメモっておこうと思います。
流れとしては・・・
「視覚による分類」⇒「構造チェック」⇒「技術的な測定」⇒「データ分析」⇒「資料のまとめ」⇒「資料を分類」⇒「SACで会議」⇒「FINA決定レポート作成」⇒「各メーカーへ通知」
こういった流れだそうです。
この中で、「
技術的な測定」というのがありますが、
透過率・厚さ・コーティング・織物・浮力・形状や構造の確認などが行われているんですって。
世界から申請された多種の水着をチェックしていくわけですから、審査に時間がかかってしまうのは当然ですね。
2010年の審査はこのように行われてきたということですが、それにしても、結構本格的に行っていたのには驚きました。もっと簡単に審査していたと思っていましたので。。。
ちなみにこのテストを行っている場所は、スイス連邦工科大学だそうですよ。