|
カテゴリ:溶連菌
「帰国してから蕁麻疹が消えません」
「扁桃腺真っ赤ですね」 「軟膏塗っても消えません」 「蕁麻疹は血管ですから軟膏は効きませんよ」 「皮膚科しか行ってません」 「溶連菌(+)です」 英国に住んでいる4才の女の子(両親杉花粉症)。1ヵ月前に帰国してから、全身の蕁麻疹が消えません。蕁麻疹は皮膚病と思って皮膚科を受診したら軟膏を処方されました(顔:トパルジック:非ステロイド消炎、体:キンダベート:mediumのステロイド)。 1ヵ月塗っても良くならないので、小児科を受診しました(37.5℃)が、鼻粘膜の腫脹と咽頭扁桃の発赤腫脹を認めましたので、溶連菌迅速検査をしたら陽性でした。抗生剤と抗ヒスタミン剤内服で症状は改善しました。 蕁麻疹は皮膚の下の毛細血管に起きるアレルギーですので、軟膏はあまり効果が期待できません。また、軟膏は対症療法(結果を抑えるだけ)ですので、原因の除去が必要です。 えっ?、何で日本に帰ったら蕁麻疹になったのかって?、アレルギーは複合汚染です、環境汚染も食物汚染も英国の比較にならないほど汚い日本では、たかが溶連菌に反応するくらいアレルギー反応が強まったのでしょう。もちろん杉花粉も影響したかもしれません。いずれにせよ、美しくない日本からは、早く帰るようにお話いたしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月30日 15時14分51秒
コメント(0) | コメントを書く
[溶連菌] カテゴリの最新記事
|