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カテゴリ:軟膏・クリーム・外用剤・殺菌消毒
「高品質ワセリンになるって」
「カラム吸着精製?」 どこの病院でも最も多く処方されている非ステロイド消炎軟膏の「アンダーム」は、基剤の白色ワセリンに薬効成分のブフェキサマックとビタミンEを加えたものです。 白色ワセリンには不純物(重合体)がたくさん含まれており、日光に当たると過酸化脂質が発生して皮膚を傷害するのが(石油焼け)欠点でした。 白色ワセリンの不純物を半分に減らしたものが、眼科用精製ワセリンの「プロペト」ですが(処方可能)、完全に不純物を取り除いたセレブ用高純度ワセリンの「サンホワイト」(市販品:日興リカ株)はすでに、ロコイドやアンテベート軟膏の基剤としても使用されております。 今回帝國製薬ではカラム吸着精製による高品質ワセリン「クロラータムV」をアンダームの基剤として採用いたしましたので、アンダームの塗り心地が格段に良くなることが期待されます。 もちろん、アンダームを希釈する(伸ばす)ときには、今までどおり、不純物の多い「白色ワセリン」ではなく、「プロペト」や「サンホワイト」がオススメです。 えっ?黄色ワセリンと白色ワセリンは違うのかって?黄色ワセリン(石油から抽出)を漂白したのが白色ワセリンです。不純物を取り除いたわけではありません。黄色ワセリン≒白色ワセリン>プロペト>サンホワイトが最も高純度でしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月31日 21時04分20秒
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