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カテゴリ:気管支喘息
「ずっとゼーゼーしてます」
「先月の検査で溶連菌(+)です」 「抗生剤有りません」 「何度も電話したけど・・・」 「・・・」 生後からアトピー・喘息の8才の男の子(IgE:7000、ダニ6、犬6、牛6、稲科6、猫4、杉4、カビ4、ピーナッツ3、ブドウ球菌3、ソバ3、バナナ3、小麦3)。 アトピー性皮膚炎は除去食+インタールでなんとかなりましたが、感染性の喘息を繰り返しております。 これまでにも、黄色ブドウ球菌やら、肺炎球菌やら、肺炎も起こしておりましたので、1ヵ月前に受診した時にも咽頭培養をしたら、A群β溶連菌とインフルエンザ桿菌を検出しました。 何度か電話をしましたが、通じず、抗生剤なしで、ゼーゼーはインタール+メプチン吸入で耐えていたようです。 溶連菌はスーパー抗原と呼ばれるほど強力な菌毒素(pyogenic exotoxin)を出しますので、アレルギー体質の児は激しい症状が出ることがあります。抗生剤の害よりも菌毒素の害のほうが強力ですので(学校保健法もあるし)、抗生剤内服が必要です。 飛騨は田植えの時期ですので、電話もなかなか通じませんでした。しょうがないよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月31日 22時01分38秒
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