|
カテゴリ:ヘルペスウィルス
「4日前から左の脇の下と背中に発疹が」
「たた帯状疱疹です!?」 「痛がってます」 「5才でもなるんですね!」 生後4ヵ月からアトピー喘息の5才の女の子(IgE:650、ダニ6、卵白2、牛乳2、オボムコイド2、バナナ1)。 連休に入ってから左の側背部に疼痛を伴う発赤疹がどんどん増えてきたために受診いたしました。 帯状疱疹は、乳児期に感染した水痘のウィルス(神経の奥に潜んでいる)が、免疫力が低下すると再び出現するものです。 ガンの末期や寝たきりの人など、よほど弱らないと出ないのがふつうですので、小児科で診ることは多くはありません(ふつうは10才以上の病気)。 これまで、当科の帯状疱疹最低年齢は9才でしたが、記録更新です。新年度になって5才児もいろいろと大変なのでしょう。 たいていは、抗ウィルス剤(軟膏あるいは内服)+補剤(黄耆建中湯または補中益気湯)で良くなってしまいます。 えっ?、毒多ぁですか?。22才の時に左の坐骨神経に帯状疱疹が出て、東北大学の皮膚科でお尻の写真を撮られました(きれいなので教科書に載せたいって・・・)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ヘルペスウィルス] カテゴリの最新記事
|