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カテゴリ:マイコプラズマ
「ゼーゼーして痰に血が混じります」
「マイコ(+)ですね」 「姉もでしょうか?」 「きっとマイコ・ストレスでしょう」 昨日帯状疱疹で受診した児の下お妹さま4才(IgE:130、ダニ4、HD4、杉2、牛乳1、バナナ1)。喘息発作を起こして吸入に来ましたが、良くなりません。 深夜にも喘息発作を起こして、血痰が出ましたので、血液検査をしたら、マイコプラズマ(+)でした。 抗生剤(ミノマイシン)点滴で良くなりましたが、流行しているためか、毎日のように外来で点滴する児はみんなマイコプラズマ感染症です。 マイコプラズマは、誰でもかかりますが、ふつうの人は、大丈夫です。ちょっと咳のひどい風邪程度で終わります。 マイコプラズマは、アレルギー体質の人ほど、ひどい目にあいます。マイコプラズマが出す菌毒素菌毒素(Mycoplasma arthritidis mitogenと呼ばれるスーパー抗原)がリンパ球を刺激し、強力なアレルギー反応を起こして、重症化するのです。 お姉さまが、ならないはずの帯状疱疹になったのも、マイコプラズマ感染が隠れていたのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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