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カテゴリ:気管支喘息
「お見舞いに行ってもいいですか?」
「診察に来てください」 「休診でしょう?」 「月曜日と金曜日の午後も診療始めました」 3才頃からアトピー喘息?の10才の男の子(IgE:180、杉5、HD4、ヒノキ2)。2ヵ月くらい前から夜の咳が止まらないので、何度か電話で相談がありましたが、吸入器も薬もある(近医受診中)とのことで、環境整備のお話だけで、当科受診はされませんでした。 毒多ぁが入院していることを知ったら、お見舞いに(パジャマ姿を見に)来るとのことでしたので、お断りして、外来受診に(白衣姿を見に)来るようにお勧めいたしました。 近医ではレントゲンには異常がなく、喘息でもないといわれていたそうですが、明らかな喘鳴はないものの、呼吸音が減弱しておりましたので、咳喘息を疑い胸部X線検査をしたら肺気腫(肺の過膨張の状態)でした。 パルスオキシメーターにより経皮的動脈血酸素飽和度(SaO2)を測定したら95%と低下しておりましたので、インタール+メプチン吸入しましたが、呼吸音はよく聞こえるようになったものの、SaO2は95%のまま改善は認められませんでした。 鼻粘膜は著明に腫脹して左鼻腔が閉塞しておりましたので、吸入抗原による咳喘息として、インタール+メプチン吸入継続のうえピークフローメーターの使用をお勧めいたしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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